『フォーリン・アフェアーズ』は、「シャーム解放機構」が主導する現下のシリアが、宗派間の暴力的衝突、イスラエルによる度重なる爆撃、移行期政権内部の対立に直面しており、その混乱に拍車をかけるかたちでダーイシュ(イスラーム国)が再興を進めていると伝えたうえで、ドナルド・トランプ米政権が4月に発表した米軍撤退計画が実行され、シリア民主軍を含む現地勢力の支援が不十分なものとなれば、これに拍車がかかると警鐘を鳴らした。
そのうえで、米国は諜報支援や対テロ訓練を通じてシリア軍やシリア民主軍を支援し、ダーイシュに利するようなイスラエルによる攻撃を抑制し、有志連合にシャルア移行期政権を加え、共同訓練や作戦を強化すべきだと提言した。
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シリア・クルド国民評議会のムハ…