シリア大統領府によると、第80回国連総会に出席するために米ニューヨークを訪れているアフマド・シャルア暫定大統領は、中東研究所のシリア・プログラム責任者チャールズ・リスター氏と公開対話を行った。
イナブ・バラディーによると、シャルア暫定大統領は、中東地域がイスラエルとの安全保障合意に至らなければ、新たな混乱の時代に突入すると警告、イスラエルに対し、真剣な交渉路線に採用するよう求め、シリアの「弱さの瞬間」を悪用して大規模な攻撃を行うことをやめるよう呼びかけた。
シャルア暫定大統領の主な発言は以下の通り。
我々はイスラエルとの対話に向けて外交努力を強化しており、問題を起こしているのは我々ではない。我々が恐れているのはイスラエルであり、その逆ではない。
シリアの統一は安全保障政策の核心であり、分裂はヨルダン・イラク・トルコに害を及ぼし、地域を再び振り出しに戻す…。14年に及ぶ戦争の後、シリアが再び同じ状況に戻ることは誰の利益にもならない。
(スワイダー県での事件では全ての当事者が過ちを犯した…。選択肢は和解である…。ワシントンはクルド人をシリア軍に統合する手助けができる。
いかなる勢力もシリアを新たな紛争に巻き込むことは許されない…。隣人が安定すれば自分も安定する。
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シリア・クルド国民評議会のムハ…