シリア人民抵抗は、ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長の殺害から1年が経ったのに合わせて、テレブラムを通じて以下の通り発表した。
あの方(ナスルッラー書記長)は、ウンマとガザやレバノンで流された尊い血を守るために殉じられた。パレスチナを見捨てず、またイエメンやシリアをも見捨てることなく、長年にわたり貴重なものを惜しみなく捧げ続けた。
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シリア・イスラーム抵抗戦線(ウーリー・バアス)の政治局もテレグラムを通じて声明を出した。
声明の内容は以下の通り。
殉教者ハサン・ナスルッラー師の命日を迎えるにあたり、シリア・イスラーム抵抗戦線ウーリー・バアスは、シオニストの敵と対峙した指導者たちの逝去は決して歩みの終わりではなく、地域における力の均衡の一部となった路線を確立するものであると強調する。
ナスルッラー師の殉教は、占領との闘争の歴史における重要な節目となり、抵抗運動の存在を回避も無視もできない現実として定着させた。
彼が示した、敵との対決における指導の経験、その演説、そして人々の集合的意識に刻まれたイメージは、抵抗を単なる反応から抑止・消耗・均衡のプロジェクトへと転換させる要素となった。
彼は、意志が武器と信念に結びついたとき、敗北から主体的行動へ、受け身から影響力行使へと、国家の位置を変えることができると証明した。
この記念日にあたり、同戦線は、現場指導者の不在が抵抗の歩みを止めたり存在を消したりするものではなく、むしろ行動の範囲を拡大させ、殉じた者たちの血から新たな正統性を与えられるものだと捉えている。
闘争のために戦われた大義は、担い手が去ったからといって終わるものではなく、その後を継いだ者たちによって確実に継続される。
戦線は改めて、いかなる戦線であれシオニストの敵と対峙したすべての者を称賛し、指導者たちを標的とすることは彼らの存在の終焉ではなく、新たな章の始まりであり、その中で応答が再構築され、情勢が整理され、占領が終焉を迎えるまで闘争が続くことを保証するものだと強調する。
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シリア・クルド国民評議会のムハ…