シャルア暫定大統領の兄で大統領府事務総局長を務めるマーヒル・シャルア氏は、シャッアール経済産業大臣、バドル運輸大臣、バダウィー陸路海路出入国管理総局長と、シリアの陸上輸送部門が直面する課題について協議・解決を目的とする会議を開催(2025年9月28日)


SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領の兄で大統領府事務総局長を務めるマーヒル・シャルア氏は、ムハンマド・ニダール・シャッアール経済産業大臣、ヤアラブ・バドル運輸大臣、陸路海路出入国管理総局のクタイバ・バダウィー局長と、シリアの陸上輸送部門が直面する課題について協議・解決を目的とする会議を開催した。

出席者らは、4万台を超える貨物輸送車輛の業務を妨げている技術的・組織的障害をいかに克服するかを議論し、その中には多数の老朽化した貨物輸送車輛も含まれることを指摘した。

会議では、これら貨物輸送車輛が何千もの世帯の生計源であるため、その労働環境を改善するための緊急の解決策を講じる必要性が強調された。

さらに、同会議では、、貨物輸送車輛の動きを整理し積荷を公正に分配する電子プラットフォームの立ち上げなど陸運部門発展のための提案が取り上げられるともに、積み下ろし作業を円滑にし業務の流れを保証するために、国境検問所からの貨物輸送車輛の入場を整理する計画が議論された。

このほか、貨物輸送車輛運転手の労働条件や賃金改善についても議論され、彼らの生活の安定を強化する必要性が確認された。

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シリア人権監視団は、シャルア暫定大統領の兄であるハーズィム・シャルア氏およびマーヒル・シャルア大統領府事務総長に関する信頼できる情報として、シリア投資庁の熟練した技術系の部長や職員が解任され、代わって能力不明の新任候補者が起用されたと発表した。

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