在シリア日本大使館の辻昭弘臨時代理大使およびJICAの登坂宗太中東・欧州部中東2課長が率いる代表団がアブドゥッラッザーク公共事業住宅大臣と会談(2025年10月19日)

公共事業住宅省(フェイスブック)によると、ムスタファー・アブドゥッラッザーク公共事業住宅大臣は、在シリア日本大使館の辻昭弘臨時代理大使およびJICAの登坂宗太中東・欧州部中東2課長が率いる代表団と会談、第二次世界大戦後に培われた日本の広範な復興経験を踏まえ、日本とシリアの協力の可能性と展望について協議した。
登坂課長は、JICAとして、技術的・工学的な専門知識の提供、人材能力構築の支援、ならびに省職員への技術支援を行う意向を表明した。

これに対して、アブドゥッラッザーク公共事業住宅大臣は、同省の活動が直面している重大な課題に言及し、日本の経験を耐震安全性・災害管理、建築システムの改良、避難民の安全な帰還を確保するための適切な都市計画の分野で活かすことの重要性を強調した。

会談では、提言事項をフォローアップし実施に移すため、双方の関係者を含む専門的技術会合を開催し、今後の優先事項および業務計画を定めるための共同協力マトリクスを策定することで合意した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

SyriaArabSpring

Recent Posts