国防省は離反士官の再統合計画を実施しており、軍の近代化と組織的発展を推進する方針であることを改めて強調(2025年11月5日)

国防省は、フェイスブックを通じて、離反士官の再統合計画を実施しており、軍の近代化と組織的発展を推進する方針であることを改めて強調した。

また、国防省広報通信局のアースィム・ガルユーン局長は、フェイスブックを通じて、国防省が近く、離反した志願制下士官の軍復帰申請の受付を開始することを正式に発表する予定であると綴った。

イナブ・バラディーがこの計画に詳しい関係者の話として伝えたところによると、これまでに離反将校のうち約3,500人と面談を終え、そのうち2,000人以上が新シリア軍に正式採用された。

そのなかには、国防省がフェイスブックで公開した上記宣伝映像に写っていた以下の士官も含まれている。

・サリーム・イドリース中将:国防大臣顧問(国立軍事工学アカデミー担当)
・ハサン・ハマーダ准将(空軍):空軍司令部副参謀長
・アフマド・ビッリー准将:訓練総局副長(戦闘訓練担当)
・アブドゥルマジード・ダビース准将:訓練総局副長(教育施設担当)
・アブドゥルカリーム・ダーヒル准将:訓練総局副長(行政担当)
・ザーヒル・サーキト准将:作戦局顧問

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ムラースィルーンによると、アフマド・シャルア移行期政権は、国境警備任務の管轄を内務省から国防省へ移管することを決定、それに伴いハサン・アブドゥルガニー大佐を新たに国境警備隊司令官に任命した。

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国防省広報通信局のガルユーン局長は、フェイスブックを通じて、国防省部隊の要員が11月4日に交通警察官と口論になった事件について、「この祖国の誰一人として容認しない行為であり、完全に拒否されるべきものである」としたうえで、「軍警察は直ちに職務を遂行し、違反者を正式に逮捕して関係当局へ送致した」と発表した。

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