フォックス・ニュースは、米国の首都ワシントンDCを訪問中のアフマド・シャルア暫定大統領とのインタビューを放送した。
このなかで、シャルア暫定大統領は以下の通り述べた。
過去60年間、シリアは世界から孤立し、アメリカとの関係も途絶していた。
今回の訪問は、1940年代のシリア建国以来、シリアの大統領として初めてホワイトハウスを訪問した例である。
この訪問は、長い孤立を経たシリアにとって新しい国際関係の段階を意味し、ダマスカスとワシントンの間に新たな見方をもたらすだろう。
旧体制崩壊後、シリアは新しい段階に入り、特に米国との関係において変化があった。
トランプ大統領との会談では現在と将来の課題について話し合い、将来のシリア投資の機会にも触れた。
シリアはもはや米国にとって安全保障上の脅威ではなく、地政学的同盟国であり、ガス採掘分野などにおいて、米国が大規模に投資できる場所だと考えている。
会談ではまた、制裁解除についても話し合い、国連安保理では私および他の関係者に対する制裁を解除する決議が採択された。
我々は過去10年間にわたりダーイシュ(イスラーム国)との戦いに参加し、多くの犠牲を払ってきた。
米軍がシリアに駐留する理由には一定の根拠があるが、その存在は今後シリア政府との調整のもとで行われなければならない。
したがって、これらの問題について協議し、ダーイシュへの対応にかかる合意に達する必要がある。
シリアの状況は、(アブラハム)合意に署名した他国とは異なる…。我々には1967年以来イスラエルが占領しているゴラン高原との国境がある。現時点で直接交渉に入る予定はないが、トランプ大統領のもとでアメリカがこの問題において役割を果たす可能性はある。
(C)青山弘之 All rights reserved.
シリア・クルド国民評議会のムハ…