アレッポ県文化局は文化省がアレッポ市で開催を予定していた「アクサー大洪水」と銘打たれたイベントが、イスラエルの圧力に応じて中止されたとの一部情報を否定(2025年11月14日)


イナブ・バラディーによると、アレッポ県文化局は、文化省が11月14日にアレッポ市で開催を予定していた「アクサー大洪水」と銘打たれたイベントが、イスラエルの圧力に応じて中止されたとの一部情報を否定した。

文化局の関係筋によると、イベントは11月6日に告知されたものの、正式な承認を得ていなかったために、告知から2時間あまりで中止が決定されていたという。

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これに関連して、イスラエル外務省は、Xを通じて以下の通り発表していた。

シリア大統領のジャウラーニーは「新しいシリア」について語っているが、その一方で、同氏の文化省は、ホロコースト以降でユダヤ人に対する最大規模の虐殺(アクサー大洪水などとして祝われている)である10月7日の虐殺を祝う国家的パーティーへと市民を招待している。
虐殺を祝う者は、変革を求めているのではなく、さらなる虐殺を求めているのだ。

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また、イスラエルの中東研究者・メディア解説者のエディ・コーヘン氏は、Xを通じて以下の通り綴っていた。

アブー・ムハンマド・ジャウラーニーとその政府に警告する。
明日・金曜日の正午までに、この祝賀イベントを中止し、イスラエル国民とパレスチナ国民のすべての被害者に対し、悪党ムスリム同胞団のメンバーであるお前たちのテロリスト文化大臣のムハンマド・ヤースィーン・サーリフが行っているこの茶番について、ただちに謝罪を行え。
私の人生のなかで、これほど嫌悪すべき、粗暴で、鈍感で、救いようのない人物を見たことはない。この男と同じレベルなのは、舌なめずり野郎のムーサー・ウマルくらいだ。
正直に言えば、シリアがこのような連中に率いられていることが悲しい。
このような狂信者が文化大臣であることは、シリアという国、文明、歴史の矮小化そのものだ。シリアは文明と歴史の国であり、こうした下劣な連中のテロの巣窟ではない。
祝賀イベントの中止、謝罪、そしてこの狂人の解任を要求する。
解任とは、完全な解任だ。
コーヘン相手では、お前はもう目を閉じることもできない。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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