シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会は、フェイスブックを通じてガザール・ガザール師のビデオ声明を配信した。
声明の内容は以下の通り。
慈悲深く慈愛あまねきアッラーの御名において。アッラーは預言者ムハンマドとその清き家系、選ばれた教友たちに祝福をお授けになりますように。アッラーの平安と慈悲と祝福があなた方にありますように。
まず初めに、我々の尊厳座り込みを支持してくれたシリアのあらゆる構成員に感謝を表明する。あなた方は我々の支えであり、力であったと言いたい。特に、バシャン山の一神教徒であるドルーズ派の皆さん、我々の同胞であるバニー・マアルーフに言及したい。アラウィー派よ、訊いて欲しい。
我々が一歩一歩、野心を削ぎ、誇りと尊厳の旗を掲げて前進するたびに、大地は諸君らの足元で揺れ動く。我々の武器は言葉である。彼らの武器は弾丸だ。我々の弾薬は統一、忍耐、抵抗だ。彼らの弾薬は、分裂、憎悪、テロだ。
我々のメッセージは全世界に届いた。現在の実効支配勢力が我々に加えている苦難と侵害の規模、そして我々の正当な基本的要求——何千もの市民や兵士を含む拘留者の即時解放、殺人と拉致の機械の停止、連邦制と分権制による自決権——が世界に知れ渡った。
中央集権的政治は我々をアイデンティティごとに屠る。たとえ彼らが我々に生存の機会を与えたとしても、それは恩恵や情けとして与えられる。我々はテロリストどもに言おう。我々が石油を血に代え、血に染まったパンを食べながら耐え忍ぶことで、お前らの渇きが癒せると思うのか? 断じて違う。お前らが妄想しているのだ。
お前らの銃はもはや我々を威圧せず、お前らの弾丸はもはや真実を覆い隠せない。お前らの憎悪に満ちた指導者たちは、我々を決意から揺るがせず、我々の大義への固執を弱めることはできない。昨日起こったことは、過ぎ去ったものではなく、消えることのない火花の始まりであり、沈黙と服従が支配した時代の終焉なのだ。
我々は正義以外を求めておらず、それ以外は望まない。私はここに宣言し、確約する。アラウィー派を標的とするいかなる攻撃に対しても、我々は沈黙せず、荒れ狂う波と丸腰の胸で迎え撃たれるだろう。なぜなら、これは我々の存在をかけた闘いだからだ。我々の要求がすべて達成されるまで、決して譲歩しない。
この声明は心から発せられ、良心に刻まれ、撤回不能な約束を担う。我々は死に直面しても、故郷を想う気持ちに直面しても、決して引き下がらない。
アッラーの平安と慈悲と祝福があなた方にありますように。
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シリア・クルド国民評議会のムハ…