シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会の議長を務めるガザール・ガザール師は、『ナハール』のインタビューに応じた。
インタビューのなかでのガザール師の発言は以下の通り:
我々にとって転換点となった日は、2025年3月7日以外にはない。暫定政権がアラウィー派地域で重大な侵害を犯し、数千人の民間人が殺害された日だ。
(25日の抗議デモの)参加規模は誰の目にも明らかであり、アラウィー派コミュニティが日々受けている侵害と殺害の深刻さを示す明白なメッセージである。これは、我々を軽視または排除できると考える者への警告でもある。
確かに我々はシリアのさまざまなコミュニティや指導者と連絡を取っている。我々を結ぶ目的は一つ、人道という大義である。仮に連絡を取らなかったとしても、この呼びかけは、不正を受ける者から不正を取り除き、あらゆる排除を拒否するための人道的呼びかけであり、正当な要求である。
最近の出来事は、連邦制への要求を後退させるどころか、むしろそれを強固にした。連邦制は支配される側の権利を守り、権力の横暴を防ぐ基本的要求である。これは「より大きな害を避けるために小さな害を取る」という法学の原則にも合致する。
我々が真実を語り、彼らの虚偽に対抗してから、脅迫は始まった。彼らは脅迫に加えて、私がバーニヤース市での虐殺事件に関与しており、また軍服を着ていたなどと非難した。それは、彼ら自身の口から初めて聞いたことであり、虚偽であり中傷だ。私は2004年からラタキア県のムフティーであり、宗教分野で働いてきた。
彼らが宗派間の対立を煽り、スンナ派コミュニティを利用して紛争を作り出そうとしていることを警告してきた。これが続けば、国は内戦へと進む危険がある。
この声を変えたり、沈黙させたりできる力は世界のどこにもない。もちろん、人民の権利とその要求を支持する国や外国勢力はある。その中には連邦制要求を支持する国々も含まれている。
一般的に理解される意味での権力は存在しない。あなた方がそれ(アフマド・シャルア移行期政権)を権力とみなすのであれば、それは既成事実として存在するだけの権力だ。この構成体は我々に接触を試みたが、それは協力のためではなく、アラウィー派コニュミティに屈従を強いるためだった。それは受け入れられない。
将来いかなる対話がなされるとしても、それはすべての要求が実現した後であり、最優先は連邦制と政治的分権化、そして拘束者の釈放である。また、この対話はすべてのシリアのコミュニティが参加する包括的なものでなければならず、その中心にはアラウィー派、ドゥルーズ派、クルド人がいるべきだ。
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シリア・クルド国民評議会のムハ…