シャルア暫定大統領、解放記念日を記念してウマイヤ大モスクでのファジュルの礼拝、軍事パレード、シリア革命軍事展、公式記念式典に参加(2025年12月8日)

大統領府(フェイスブック)によると、アフマド・シャルア暫定大統領は、解放記念日に合わせて、首都ダマスカス旧市街のウマイヤ大モスクでファジュルの礼拝を行った。

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大統領府(フェイスブック)によると、シャルア暫定大統領は、礼拝後、解放記念日を祝して演説を行った。

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大統領府(フェイスブック)によると、シャルア暫定大統領は続いて、閣僚、軍司令官、政府高官らとともに、解放記念日を記念して国防省が首都ダマスカスで行った軍事パレードに出席した。

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大統領府(フェイスブック)によると、シャルア暫定大統領は続いて、ムルハフ・アブー・カスラ国防大臣、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣、軍司令官らとともに首都ダマスカスの見本市会場で開催されているシリア革命軍事展を視察した。

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大統領府(フェイスブック)によると、シャルア暫定大統領はその後、コンベンション・センターで開催された解放記念日の公式記念式典に出席した。

式典には、閣僚、軍司令官、各地の有識者、宗教関係者、社会活動家らが出席した。

大統領府(フェイスブック)によると、シャルア暫定大統領は式典で記念演説を行った。

SANAによると、演説の内容は以下の通り。

英雄たちへ、
祖国をその血で解放した者たちへ、
喪失に耐えながら心に希望を抱き続けた母たちへ、
孤児として人生を始め、生きる意味を知る前に喪失の暗闇を経験した子どもたちへ、
国内外で抑圧と不正義の年月に耐え、あらゆる困難に立ち向かった偉大なシリア国民へ、
歴史の中心にいる諸君へ。
諸君らは英雄譚の1ページであり、偉大な勝利の物語の構成者である。
シリアが専制と圧制から解放され、祖国が誇り高く自由な姿でその民のもとへ戻ったこの記念日に心から祝意を表する。
50年以上もの間、シャームは東洋の至宝としての地位を失い、その歴史・文化・アイデンティティから切り離されようとしてきた。何度も何度も埋められようとしましたが、月の顔を隠し、太陽の光を遮ることなど、誰にもできない。
ここシャーム。
ここから人類史が歩み始め、ここから再び歩み出す。
この聖なる地から信仰の薫りが世界に広がり、人々は人間性・忠誠・正義・知恵の意味を悟り、それらを世代から世代へと受け継いできた。
旧体制の時代は、我が国の歴史に刻まれた暗黒ページだった。
専制は一時は支配したが、やがて崩れ落ち、再び洞察と対話と兄弟愛が世に満ちた。シャームは心の拠り所となり、国際的利益の均衡点となり、世界のシリアに対する語りは「同情」から「賞賛と誇り」へと変わった。このすべてが、わずか1年で起こった。アッラーに感謝する。
シャームよ、なんと驚くべき存在か。
そこには善良さと品位があり、澄んだ心、鋭い知恵、輝く知性がある。
あなた方国民は権利を奪われ、尊厳を踏みにじられたとき、最も強靱だった。
人々は早くから権利は奪い返すものであって、与えられるものではなく、自由には代償があり、勝利は忍耐によってのみ得られることを悟っていた。
その結果、偉大な成果が訪れた。
旧体制は、国民の間に争いと分裂を持ち込み、シリア人の心と精神に疑念を植え付けた。
権力と国民の間に恐怖の壁を築き、市民という契約を「忠誠と隷属の証文」へと変質させ、人々の意志をくじき、自己信頼を失わせた。
国家はあらゆる分野で最下層に引きずり下ろされ、「無法」と汚職と賄賂の仕組みが築かれ、国民は貧困と無知と権利剝奪へ追いやられた。
言葉は罪となり、創造性は恥とされ、愛国心は罪として扱われた。
今日、自由の太陽が昇る中で、我々はその遺産と完全に決別し、虚偽の幻想を打ち砕き、専制と圧制の時代から永遠に離れ、新たな夜明けへ踏み出す。
その柱は、正義・慈愛・市民性・共生・創造性、そして祖国建設における輝きだ。
旧体制との戦いの終結は、働き・努力・勤勉の現場における新たな戦いの始まりに過ぎない。
言葉を行動で裏付け、約束を誠実に果たし、価値を実践で確立する戦いだ。
国民は、長年の抑圧の後、我々に信頼を与え、責任という託された重荷を預けた。
であれば、我々の標語は「誠実」、我々の誓いは「建設」でなければならない。
解放の瞬間から我々は全国を巡り、国民の訴えに耳を傾け、その上で新しいシリアの明確なビジョンを策定した。
それは、過去の栄光を受け継ぎつつ未来を目指し、アラブ・地域・国際圏における本来の位置を取り戻す強い国家だ。
外交面では、我々は世界にこのビジョンを伝え、各国の代表団を受け入れ、諸国を訪問した。
シリア外交の努力により、国外でのシリアのイメージが根本的に変わり、地域と世界の信頼できるパートナーとなった。
経済・投資面では、エネルギー、港湾、空港、不動産、通信といった重要分野で友好国と戦略的提携を結んだ。
これらの提携は経済回復を後押しし、投資の道を開き、雇用を創出し、国家経済の構造を改善した。
生活面では、国民の生活に直接影響する経済政策の合理化に努め、所得水準を段階的に引き上げ、苦しみを軽減し、より安定と公平性の高い環境を整えた。
また、さまざまな武装勢力を統合し、職業性と国家忠誠を基盤とする統一国軍を創設した。
これにより、国家の安全と安定は強化された。
新しいシリア建設の道を歩む今日、我々は「移行期の正義」の理念を守り、法を犯し国民に対して罪を犯した者を必ず追及すると同時に、被害者の権利を守り、正義を実現することを約束する。
国民の「知る・問う・責任を問う・和解する」権利は、国家安定の基礎であり、違反行為の再発を防ぐ根本原則であり、市民と国家の信頼構築の礎である。
失踪者とその家族は、人道的に最優先の課題であり、いかなる妥協もない。
我々は真実の究明に絶えず努める。
シリア国民よ、
諸君らは「勝利とは始まりにすぎない」ことを世界に証明した。
共に物語を完成させよう。
試練に耐え、神により尊厳と勝利を授かった国民の物語を。
勝利を、努力・行動・正義・慈愛の責任として体現し、
祖国を先進国の列へと押し上げようではないか。
最後に、血と苦難、傷と痛みによってこの道を切り開いたすべての人々、
戦士、捕虜、殉教者、負傷者、革命家、闘士、
そしてその家族に、心からの敬意と平和を捧げる。

SANAによると、式典で、シャルア暫定大統領は、旗手のアドナーン・カッサール氏から「解放行進の兜」を受け取った。

また、シャルア暫定大統領は、アブー・カスラ国防大臣および「攻撃抑止」の戦いに参加した軍司令官らに「勝利の盾」を授与した。

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