シャルア暫定大統領はアレッポ市で開催されている復興募金キャンペーン「アレッポはみんなの母」の参加者に向けてビデオ演説(2025年12月20日)

SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領は、アレッポ市で開催されている復興募金キャンペーン「アレッポはみんなの母」の参加者に向けてビデオ演説を行い、以下の通り述べた。

本日は皆さんと共にいることができず残念である。アッラーのご加護のもと、皆さんの日々が祝祭と喜びに満ち、勝利から勝利へと続くことを願っている。アレッポは、我々にとって非常に偉大な存在であり、全シリアへの鍵であり、門戸であった。
アレッポはシリアの経済の門戸であり、経済首都であることを示してきた。今日、シリアに対する開放と制裁解除が実現した後、アレッポは国内にとどまらず、地域レベルにおいても第1の地位を占め、国家の経済・商業活動の主要な玄関口かつ基盤となるであろう。
アレッポの皆さんの奮起を求めている。かつてアレッポには貧困はなかった。まずこの地の貧困を根絶し、その後、他の県へと広げ、シリア国民全体から貧困を取り除かなければならない。今日、我々は個人によって統治される国から、人民によって導かれる国へと転換した。皆さんの経済的、社会的、文化的役割は、シリア全体にとって重要である。
皆さんが行ったアレッポの人々のための募金キャンペーンを追ってきた。皆さんは常にナンバーワンであり、それは皆さんにふさわしい。こうした慈善活動が止まることなく、建設、発展、持続可能性、サービス改善において、常にアレッポに目を向け続けてほしい。
アレッポと言うとき、それは都市と農村の双方を意味する。アレッポは、祝福されたシリア革命において多大な貢献を果たしてきた。
革命の初期、人々は「どこにいる、アレッポ。奮起せよ、アレッポ」と言っていた。アレッポが革命の流れに加わったとき、奇跡を生み出した。ゆえに、アレッポはこれからも誇り高くあり続ける。

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SANAによると、アレッポ県のアッザーム・ガリーブ知事はキャンペーンの最終集計額が4億2600万ドル超に達したと発表した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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