シャルア移行期政権国防省とシリア軍作戦委員会、シリア民主軍は双方の停戦違反を非難(2026年1月21日)

国防省は、フェイスブックを通じてムルハフ・アブー・カスラ国防大臣の声明を発表、停戦発効から1日も経たずにハサカ県でシリア民主軍が恣意的な逮捕を開始したことを明らかにし、停戦合意を全面的に脅かすものだと非難、停戦の順守を求めた。

また、SANAによると、国防省報道連絡局は、シリア民主軍が停戦期限初日にシリア軍の陣地などを35回以上攻撃したことを確認、兵士11人が死亡、25人以上が負傷したと発表、戦死者の氏名と死亡した場所を公表した。

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SANAによると、シリア軍の作戦委員会は声明を発表し、ラッカ県、ダイル・ザウル県、東アレッポ県東部の民間人に対して、シリア民主軍の拠点やそのトンネルに立ち入らないよう強く呼びかけた。

また、SANAによると、ダイル・ザウル県では、内務治安局への志願を希望する若者が多数集まった。

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一方、シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、停戦発効後もアフマド・シャルア移行期政権に所属する諸派がジャズィーラ地域およびコバネ地域に対する攻撃を継続しているとして、合意への明白かつ重大な違反だと非難、攻撃停止を求めた。

確認された停戦違反は以下の通り:

1. 午後8時10分:ハサカ県アブー・ラースィーン(ザルカーン)町に対する1時間以上にわたる砲撃。
2. 午後8時20分:ハサカ県タッル・バールード村に対する砲撃。
3. 午前11時30分:アレッポ県スィッリーン町近くでシリア民主軍を攻撃、同軍はこれを撃退。
4. 午前11時45分:ハサカ県バースィル村に展開するシリア民主軍部隊を攻撃。
5. 午後2時10分:スィッリーン町近くでシリア民主軍を再び攻撃、同軍がこれを撃退。
6. 午後2時45分:アレッポ県ハムドゥーン村を重火器で砲撃し、これにより女性1人が死亡。

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ハサカ県では、シリア民主軍がフェイスブックを通じて発表したところによると、カーミシュリー市の鉄道駅に近いウワイジャ地区に対して無人航空機による爆撃が行われ、同時にオートバイに乗った自爆犯が心臓・眼科病院の駐車場内で自爆した。

また、ANHAによると、ジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村南のタッル・アルウ村にある穀物サイロが移行期政権所属の武装集団の略奪を受けた

一方、SANAによると、シリア民主軍アーリヤー村の穀物サイロに配置されていたシリア軍軍部隊に対して砲撃を行った。

シリア民主軍はまた、深夜にアブドゥルアズィーズ山南部にあるシリア軍の展開拠点を、装甲車3両および複数の装輪車両で攻撃し、戦闘は2時間以上続き、兵士2人が死亡、戦車1両が破壊された。

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アレッポ県では、SANAが国防省報道連絡局発表として伝えたところによると、シリア民主軍がスィッリーン町近くでシリア軍の軍用車両を自爆型無人航空機で攻撃した。

SANAによると、シリア民主軍はまた、アレッポ県のサナア村および周辺の高地からシリア軍部隊に対して激しい銃撃を行い、これにより兵士2人が死亡、複数の兵士が負傷した。

シリア民主軍はさらに、ハッラーブ・ウシュク村に展開していたシリア軍部隊を砲撃した。

なお、スィッリーン町近くでの自爆型無人航空機による攻撃では、シリア軍戦車1両も破壊された。

一方、シリア人権監視団によると、アイン・アラブ(コバネ)市農村部のクルド人世帯数百家族が市中心部に避難した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、3日前に失踪したシャアファ村出身の若者がユーフラテス川河畔で遺体で発見された。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、クルド人の若者4人がラッカ市でシャルア移行期政権の部隊に協力する部族系武装勢力に処刑された。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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