イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年9月11日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が制圧するバーブ市に対して、シリア軍が6回にわたり空爆を行い、標的となった市場などで住民11人が死亡、17人が負傷した。

同監視団によると、バーブ市では数日前に、ダーイシュがシリア軍の空爆に備えて、住民に避難勧告を行っていたという。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市のハウィーカ地区、ジュバイラ地区、タバンイー町のダーイシュ(イスラーム国)本部・拠点などに対して、シリア軍が3度にわたって空爆を行い、ダーイシュ戦闘員複数名が死傷した。

またブーカマール市で住民ら多数が「何者か」に逮捕された。

この摘発活動は、ブーカマール市を占拠するダーイシュ戦闘員を標的とした襲撃事件が頻発することに対処するため、ダーイシュ「ユーフラテス州」がパトロール活動を強化したことと時を一にしているという。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)に協力的なグワイラーン自由人大隊などの武装集団が潜伏するハサカ県グワイラーン地区で、シリア軍、国防隊が同武装集団と交戦し、同地区西部(西グワイラーン地区)の複数カ所を制圧した。

シリア人権監視団によると、戦闘で軍、国防隊側に28人の戦死者が出るとともに、住民数万人が避難した。

AFP, September 11, 2014、AP, September 11, 2014、ARA News, September 11, 2014、Champress, September 11, 2014、al-Hayat, September 12, 2014、Kull-na Shuraka’, September 11, 2014、al-Mada Press, September 11, 2014、Naharnet, September 11, 2014、NNA, September 11, 2014、Reuters, September 11, 2014、SANA, September 11, 2014、UPI, September 11, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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