ラッカ県では、『ハヤート』(9月17日付)などによると、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア軍のMiG戦闘機をラッカ市近郊で撃墜した。
シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表によると、ダーイシュによる戦闘機撃墜はイラクのモスル市制圧後初めてだという。
同監視団によると、シリア軍はこの日ラッカ市に対して5度にわたって空爆を行った。
シリア・プレス(9月16日付)によると、撃墜されたMiG戦闘機は、ラッカ市各所をミサイルで攻撃中に撃墜され、ラッカ市郊外のハスィーワ地区の民家に墜落した。
この墜落で住民8人が死亡したという。
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アレッポ県では、クルド人戦線旅団広報局が声明を出し、アイン・アラブ市郊外のマガーラ村、アシマ村間、ハッラーブ・アトウ村、ズール・マガール村で、西クルディスタン移行期文民局人民防衛隊主体のユーフラテスの火山作戦司令室指揮下の部隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、ダーイシュ戦闘員17人を殲滅したと発表した。
しかし、ARA News(9月16日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がダーイシュの攻撃を受け、ザイラク村、タアラク村の大部分から撤退した。
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ダイル・ザウル県では、SANA(9月16日付)によると、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区、ムーハサン、マリーイーヤ市、ブーウマル、スィヤーサ橋で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ハサカ県では、ARA News(9月16日付)によると、カーミシュリー市のスエズ運河地区、ザイトゥーニーヤ、アッシリア地区、マイサルーン地区に、ダーイシュ(イスラーム国)が撃った迫撃砲弾が着弾、カーミシュリー国際空港一帯に展開するシリア軍がこれに対して応戦した。
一方、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊は声明を出し、タッル・ハミース市郊外の19の村と7つの農村をダーイシュから奪還、制圧したと発表した。
AFP, September 16, 2014、AP, September 16, 2014、ARA News, September 16, 2014、September 17, 2014、Champress, September 16, 2014、al-Hayat, September 17, 2014、Kull-na Shuraka’, September 16, 2014、al-Mada Press, September 16, 2014、Naharnet, September 16, 2014、NNA, September 16, 2014、Reuters, September 16, 2014、SANA, September 16, 2014、Syria Press Agency, September 16, 2014、UPI, September 16, 2014などをもとに作成。
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