ヒムス県では、クッルナー・シュラカー(9月17日付)によると、シリア軍がタルビーサ市のジハード主義武装集団などを空爆し、イーマーン旅団の幹部7人を含む22人を殺害した。
空爆で死亡したのは、アブー・ハーティム・ダヒーク司令官(ムハンマド・スライマーン・ダヒーク)、アブドゥンナースィル・スライマーン・ダヒーク氏ら。
またクッルナー・シュラカーは、16日のシリア軍による空爆でも、ハズム運動南部地区司令官のアブー・ハーティム・ダヒーク氏が死亡したと付言した。
これに関して、シリア人権監視団は、シリア軍が15日から3日連続でタルビーサ市を「樽爆弾」で空爆し、女性8人、子供1人、ジハード主義武装集団戦闘員合わせて48人が死亡したと発表した。
一方、SANA(9月17日付)によると、ザアフラーナ村・アイン・フサイン村街道、ヒムス市ワアル地区農園地帯、ウンム・リーシュ村、ウンム・ハーラタイン村・マスウーディーヤ村間、アイン・フサイン村、タルビーサ市郊外、サムアリール村、カフルラーハー市、タッルドゥー市、サアン村、ティールマアッラ村、ウンム・シャルシューフ村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、マズラア地区、シャアラーン地区に迫撃砲弾複数発が着弾、マズラア地区で住民1人が死亡した。
アジュナード・シャーム・イスラーム連合の「ロケット弾作戦第2弾」による攻撃だと思われる。
またジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦した。
一方、SANA(9月17日付)によると、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ドゥーマー市、サクバー市、ハムーリーヤ市を、シリア軍が砲撃・空爆し、子供2人を含む7人が死亡、戦闘員ら10人以上が負傷した。
またカラムーン地方の無人地帯で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。
ダーライヤー市でも、シリア軍と反体制武装集団が交戦した。
一方、SANA(9月17日付)によると、ドゥッハーニーヤ町一帯、アイン・タルマー渓谷、ハティータト・ジャルシュ町、ナシャービーヤ農場、アーリヤ農場、ドゥーマー市で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ハマー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(9月17日付)によると、「革命家」はシリア軍との戦闘の末、兵士20人を殺害、士官1人を含む20人を捕捉し、ジャルマ村、タッル・ミルフ村、ズラーキーヤート村、トゥライムサ村を奪還した。
また、シリア人権監視団によると、ダイムー村で住民5人が何者かに殺害された。
一方、SANA(9月17日付)によると、ムーリク市、カフルズィーター市で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。
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アレッポ県では、SANA(9月17日付)によると、アレッポ市ラームーサ地区・アーミリーヤ地区回廊、スッカリー地区、アーミリーヤ地区、ブアイディーン交差点、サイフ・ダウラ地区、マイサル地区、ライラムーン地区、バシュカーティーン村、ハーディル村、マスカナ市、フライターン市、カブターン・ジャバル村、マンスーラ村、ダイル・ハーフィル市、ハーン・アサル村、カフルハムラ村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダルアー県では、SANA(9月17日付)によると、西ガーリヤ村、ビータール農場北部、アトマーン村、サムリーン村、インヒル市、ダルアー市マンシヤ地区などで、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。
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SANA(9月17日付)によると、ダマスカス郊外県ルハイバ市、ジャイルード市で、反体制武装集団元メンバーや徴兵忌避者176人が地元和解プロセスの一環で当局に投降、その後放免となり、釈放された。
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イドリブ県では、SANA(9月17日付)によると、ハーン・シャイフーン市、サイヤード村、アーミリーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
AFP, September 17, 2014、AP, September 17, 2014、ARA News, September 17, 2014、Champress, September 17, 2014、al-Durar al-Shamiya, September 17, 2014、al-Hayat, September 18, 2014、Kull-na Shuraka’, September 17, 2014、al-Mada Press, September 17, 2014、Naharnet, September 17, 2014、NNA, September 17, 2014、Reuters, September 17, 2014、SANA, September 17, 2014、UPI, September 17, 2014などをもとに作成。
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