ダーイシュ(イスラーム国)広報局はアブー・バクル・バグダーディー氏の肉声だとされる音声声明(https://www.youtube.com/watch?v=TksU_uJ_mSU)を発表した。
17分におよぶ声明のなかでバグダーディー氏は、アラブ諸国の多くの組織からの「忠誠」を受け入れたことを明らかにする一方、「最後の一兵」になろうとも戦いを止めないと宣言、米国など有志連合の空爆によってダーイシュの進軍を止めることはできないと述べた。
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『ハヤート』(11月14日付)などによると、ダーイシュ(イスラーム国)の財務局(ディーワーン・バイト・マール)は、シリアとイラク領内の制圧地域で独自の通貨(金銀銅貨)を発行すると発表した。
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ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(11月13日付)などによると、タッル・ブラーク町近郊をシリア軍が砲撃する一方、ハサカ市南方のミールビーヤ連隊基地一帯、カウカブ連隊基地一帯で、シリア軍、国防隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。
一方、Champress(11月13日付)によると、ハマーイン村、ミールビーヤ連隊基地一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
このほか、ARA News(11月14日付)によると、米国など有志連合がアブドゥルアズィーズ山一帯を空爆した。
またカフターニーヤ市のダーイシュ(イスラーム国)拠点で爆発が2回発生したという。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期部民局人民防衛隊がアイン・アラブ市南部前線、自由広場、市庁舎、ハーッジ・ラシャード・モスク一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。
人民防衛隊はまた、イラク・クルディスタン地域のペシュメルガ部隊とともに、同市周辺のダーイシュ拠点などを砲撃した。
また米国など有志連合は、アイン・アラブ市南東部、南西部に対して3回にわたって空爆を行った。
これに対して、ダーイシュは、アイン・アラブ市西のタッル・シャイール一帯を砲撃した。
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ダイル・ザウル県では、クッルナー・シュラカー(11月13日付)によると、ブーカマー市に対する米国など有志連合の空爆で、ダーイシュ(イスラーム国)のアミールの一人、アブー・カースィム・イラーキー氏が死亡した。
AFP, November 13, 2014、AP, November 13, 2014、ARA News, November 13, 2014、November 14, 2014、Champress, November 13, 2014、al-Hayat, November 14, 2014、Kull-na Shuraka’, November 13, 2014、al-Mada Press, November 13, 2014、Naharnet, November 13, 2014、NNA, November 13, 2014、Reuters, November 13, 2014、SANA, November 13, 2014、UPI, November 13, 2014などをもとに作成。
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