シリア反体制勢力の動き:ヌスラ、ムハージリーン・ワ・アンサール軍がダーイシュとの戦闘停止を模索(2014年11月14日)

シリア人権監視団は、アレッポ県とラッカ県の複数の消息筋からの情報として、シャームの民のヌスラ戦線、ムハージリーン・ワ・アンサール軍などが会合を開き、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘停止に向けた交渉のため、ムハージリーン・ワ・アンサール軍の司令官をラッカ市に派遣することを決定した、と発表した。

戦闘停止は、それぞれの支配地域の不可侵などが条件だという。

またムハーリジーン・ワ・アンサール軍のサラーフッディーン・シーシャーニー司令官によると、すでにダーイシュの「戦争大臣」補佐官の一人と会談を行い、戦闘停止の条件を示したが、ダーイシュ側はこれを拒否したという。

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ARA News(11月14日付)は、アイン・アラブ市防衛に向けて同市で行われていたシリア・クルド国民評議会(シリア革命反体制勢力国民連立)と西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の折衝が決裂したと報じた。

同報道によると、人民防衛隊側が、シリア・クルド国民評議会に対して人民防衛隊の指揮下に入ることを求め、評議会側がこれを拒否したため、折衝は決裂したという。

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シリア革命反体制勢力国民連立内のミシェル・キールー氏(シリア民主主義者連合)、ムハンマド・ファールーク・タイフール氏(シリア・ムスリム同胞団)、アナス・アブダ氏、スハイル・アタースィー女史、アフマド・ラマダーン氏らが「自由ブロック」の名で新たな連立内会派を結成することに合意した。

「自由ブロック」には、連立総合委員会メンバーから15人ほどが参加する見込み。

クッルナー・シュラカー(11月14日付)などが伝えた。

AFP, November 14, 2014、AP, November 14, 2014、ARA News, November 14, 2014、Champress, November 14, 2014、al-Hayat, November 15, 2014、Kull-na Shuraka’, November 14, 2014、al-Mada Press, November 14, 2014、Naharnet, November 14, 2014、NNA, November 14, 2014、Reuters, November 14, 2014、SANA, November 14, 2014、UPI, November 14, 2014などをもとに作成。

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