『ハヤート』(11月19日付、イブラーヒーム・ハミーディー記者)は、米オクラホマ大学中東協力センター理事長のジョシュア・ランディス教授は、CNNでシリアを二つの国家に分割する案を提唱し、親政権、反体制を含むシリア人に波紋を投げかけていると伝えた(http://alhayat.com/Edition/Print/5770547/-حل-الدولتين–قنبلة-أميركية-توحد-السوريين—-موالاة-ومعارضة)。
ランディス教授は、実際の国境線が変更されることはなく、また米政府はまったく逆の考え方を持っているとしつつ、アレッポを首都とするスンナ派の国と、ダマスカスを首都とするマイノリティ宗派の国の二つに分割する案を提唱したという。
また『ハヤート』の取材に対して、ランディス教授は、米国が「イスラーム国」(ダーイシュ)を壊滅することはできないとしたうえで、「人々はもはや共存したくないと考えている…。スンナ派は疎外されていると感じ、過去に回帰することを望んでいない」と断じた。
ランディス教授は、シリアへの「アラブの春」波及に際して、ニコラオス・ヴァンダム氏(オランダの元外交官で、シリア研究者)らとともに同国の体制転換(国家崩壊)に好意的な姿勢を示していた。
al-Hayat, November 19, 2014をもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
ナハールネット(11月21日付…
イドリブ県では、テレグラムの「…