諸外国の動き:ラブロフ露外相は、米国によるアサド政権打倒の試みに疑義(2014年11月22日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣はモスクワでのフォーラムで、米国など有志連合によるダーイシュ(イスラーム国)掃討に向けたシリア空爆に関して、アサド政権打倒への米国の試みから「光を遠ざける」ことを狙っていると述べ、疑義を呈した。

ラブロフ外務大臣は「米国は、アサド政権が中東地域にテロリストを引きつける重要な一局をなしていると考え、その打倒への決意を正当化しようとしている。しかし、私はこうした考え方が破綻した論理に基づいていると考える」と述べた。

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ドイツのトーマス・デメジエール内務大臣は、シリアとイラクに渡航し、ダーイシュ(イスラーム国)に参加しているドイツ人戦闘員の数が約550人に上っていることをフェニックス・テレビ(11月22日付)に対して明らかにした。

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ジョー・バイデン副大統領は訪問先のトルコ訪問で、シリアの紛争での犠牲者を支援するため、1億3,500万個目ドルの追加支援を行うと発表した。

支援はトルコなどのシリア周辺諸国、そしてシリア国内のシリア人避難民への食糧支援などに対して当てられ、国連世界食糧計画(WFP)に対してその多くが供与されるという。

AFP, November 22, 2014、AP, November 22, 2014、ARA News, November 22, 2014、Champress, November 22, 2014、al-Hayat, November 23, 2014、Kull-na Shuraka’, November 22, 2014、al-Mada Press, November 22, 2014、Naharnet, November 22, 2014、NNA, November 22, 2014、Reuters, November 22, 2014、SANA, November 22, 2014、UPI, November 22, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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