シリア人権監視団は、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動らによるワーディー・ダイフ軍事基地、ハーミディーヤ航空基地(イドリブ県マアッラト・ヌウマーン市郊外)制圧(15日付)に関して、両基地をめぐる攻防戦でシリア軍兵士および親政権民兵110人、ヌスラ戦線ら武装集団メンバー141人が死亡した、と発表した。
同監視団によると、ヌスラ戦線側には、シャーム自由人イスラーム運動、ジュンド・アクサー機構に加えて、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員も含まれていたという。
なおこの攻防戦で、シリア軍部隊は、マアッルハッタート村方面に敗走し、その際ヌスラ戦線側はシリア軍兵士120~200人を捕捉したという。
**
一方、『ワタン』(12月16日付)は、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動らによるワーディー・ダイフ軍事基地、ハーミディーヤ航空基地(イドリブ県マアッラト・ヌウマーン市郊外)制圧(15日付)に関して、「ワーディー・ダイフ軍事基地防衛部隊は、ハーミディーヤ航空基地およびバスィーダー村方面に向けて成功裏に戦術的に撤退を行い、同地でシャームの民のヌスラ戦線らイスラーム主義過激派2,500人以上と激しく交戦した」と伝えた。
**
クッルナー・シュラカー(12月16日付)は、自由シリア軍創設者のリヤード・アスアド大佐が、シャームの民のヌスラ戦線らによるワーディー・ダイフ軍事基地とハーミディーヤ航空基地制圧に関して、「ワーディー・ダイフの陥落はイドリブの陥落を意味する」と賞賛した、と報じた。
AFP, December 16, 2014、AP, December 16, 2014、ARA News, December 16, 2014、Champress, December 16, 2014、al-Hayat, December 17, 2014、Kull-na Shuraka’, December 16, 2014、al-Mada Press, December 16, 2014、Naharnet, December 16, 2014、NNA, December 16, 2014、Reuters, December 16, 2014、SANA, December 16, 2014、UPI, December 16, 2014、al-Watan, December 16, 2014などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
ナハールネット(11月21日付…
イドリブ県では、テレグラムの「…