青山弘之(編)『「アラブの心臓」に何が起きているのか:現代中東の実像』岩波書店。
■体裁=四六判・並製・カバー・240頁
■定価(本体 2,400円 + 税)
■2014年12月18日
■ISBN 978-4-00-022084-2 C0031
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「イスラーム国」の出現,ガザ戦争,シリア「内戦」…….相次ぐ混乱の原因は宗派対立なのか,それとも独裁者の存在なのか.今日の中東全体の政治的・社会的問題が先鋭的に現れているエジプト,シリア,イラク,レバノン,ヨルダン,パレスチナの「アラブの心臓」諸国の実像を解明し,中東政治を的確に読み解く視座を提示する.________________________________________
目次
凡例
序章 「混沌のドミノ」に喘ぐ「アラブの心臓」 青山弘之
第1章 エジプト:二つの「革命」がもたらした虚像の再考 横田貴之
第2章 シリア:「真の戦争状態」が必要とする「独裁」政権 髙岡豊
第3章 イラク:民主化の蹉跌と宗派対立という亡霊 山尾大
第4章 レバノン:「決めない政治」が支える脆い自由と平和 末近浩太
第5章 ヨルダン:紛争の被害者か、受益者か 吉川卓郎
第6章 パレスチナ:ハマース否定が導いた政治的混乱 錦田愛子
終章 中東政治の実情に迫るために 青山弘之
文献リスト
人名索引・事項索引
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