クッルナー・シュラカー(12月17日付)によると、ダルアー県などで活動するとされる「自由シリア軍南部戦線」のアブー・ウサーマ・ジャウラーニー少佐を名のる活動家が、シリアにおける移行期に関する政策ヴィジョンを開示した。
この政策ヴィジョンは、「体制打倒」後、「すべてのシリア人とその財産を宗教、文化、人種、帰属の違いにかかわらず保護」すること、「省、軍事機関、経済インフラ、福祉など国家機能の維持」、「政府離反者高官らによる移行期政府の樹立」、「1950年憲法に基づく制憲議会選挙」、「新憲法制定」などを骨子とする。
また1年半以上の行程を要するという移行期において、「自由シリア軍南部戦線」は「軍事組織から民間防衛機関へと改編し、警察機関の設置に貢献する」という。
なおこの発表を受け、シリア自由作家連合が声明を出し、「自由シリア軍南部戦線」の政策ヴィジョンへの支持を表明した。
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シャーム自由人イスラーム運動の司令官の一人ハーシム・シャイフ氏(アブー・ジャービル)は、ビデオ声明を出し、そのなかで「アサド政権を打倒するまで革命に邁進する」と述べるとともに、政権との対話を受け入れ、その打倒を断念することは「革命への裏切り」だと警鐘を鳴らした。
ビデオ声明は、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、ジュンド・アクサーらジハード主義者によるワーディー・ダイフ軍事基地、ハーミディーヤ航空基地制圧を祝して発信された。
AFP, December 17, 2014、AP, December 17, 2014、ARA News, December 17, 2014、Champress, December 17, 2014、al-Hayat, December 18, 2014、December 19, 2014、Kull-na Shuraka’, December 17, 2014、al-Mada Press, December 17, 2014、Naharnet, December 17, 2014、NNA, December 17, 2014、Reuters, December 17, 2014、SANA, December 17, 2014、UPI, December 17, 2014などをもとに作成。
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