『ハヤート』(12月28日付)は、信頼できる複数の消息筋の話として、ロシア政府が、紛争解決に向けたシリア政府と反体制勢力の会合、いわゆる「モスクワ1」を2015年1月26~29日にモスクワで主催することを決定した、と伝えた。
「モスクワ1」は、反体制勢力どうしの非公式協議(1月26~27日)とシリア政府と反体制勢力の協議(1月28~29日)の二段階からなり、反体制勢力からは、シリア革命反体制勢力国民連立、民主的変革諸勢力国民調整委員会、変革解放人民戦線(カドリー・ジャミール前副首相)、民主統一党(西クルディスタン移行期民政局を主導)が参加する見込み。
またシリア政府は、ワリード・ムアッリム外務在外居住者省を団長とする交渉団が参加を予定しているという。
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SANA(12月27日付)は、外務在外居住者省高官筋が、「モスクワ1」に向けたロシア政府との準備会合開催に向けて同国政府と協議を行っているとしたうえで、シリア政府が準備会合に参加する用意があるとの意思を示した、と報じた。
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シリア革命反体制勢力国民連立のハーディー・バフラ議長は、カイロでのサーミフ・シュクリー外務大臣との会談後、「モスクワ1」に関して、「ロシアが明確なイニシアチブを持っていない」と非難しつつ、他の反体制勢力と「共通のヴィジョン」を策定するための対話を開始したことを明らかにした。
バフラ議長はまた、連立の使節団とともに、アラブ連盟のナビール・アラビー事務総長と会談した。
AFP(12月28日付)が伝えた。
AFP, December 27, 2014、December 28, 2014、AP, December 27, 2014、ARA News, December 27, 2014、Champress, December 27, 2014、al-Hayat, December 28, 2014、December 29, 2014、Iraqi News, December 27, 2014、Kull-na Shuraka’, December 27, 2014、al-Mada Press, December 27, 2014、Naharnet, December 27, 2014、NNA, December 27, 2014、Reuters, December 27, 2014、SANA, December 27, 2014、UPI, December 27, 2014などをもとに作成。
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