イスラーム国をめぐる動き:米軍による人質救出作戦再び失敗か(2015年1月2日)

ラッカ県では、ARA News(1月2日付)が、米国など有志連合が、ダーイシュ(イスラーム国)によって拘束されている人質釈放を目的とした降下作戦を行ったが、失敗したと報じた。

有志連合は、これに先だってラッカ市およびその郊外上空から偵察活動を行うとともに、ラッカ市ファルースィーヤ地区、第17師団基地一帯などを13回にわたって空爆していたという。

同様の降下作戦は2014年7月にも実施されている。

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アレッポ県では、ARA News(1月2日付)によると、アイン・アラブ市南東部でダーイシュ(イスラーム国)が西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊と交戦し、複数回にわたって自爆攻撃を行った。

また米国など有志連合は同地一帯を3回にわたって空爆した。

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ヒムス県では、シャームプレス(1月2日付)によると、スルターニーヤ村、西サラーム村、ヒムス市ワアル地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ARA News(1月2日付)によると、米国など有志連合はシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)の拠点などに対して1日深夜から2日早朝にかけて29回空爆を行った。

うちラッカ市、ダイル・ザウル市、アイン・アラブ市に対する空爆は17回に及んだ。

AFP, January 2, 2015、AP, January 2, 2015、ARA News, January 2, 2015、Champress, January 2, 2015、Iraqi News, January 2, 2015、Kull-na Shuraka’, January 2, 2015、al-Mada Press, January 2, 2015、Naharnet, January 2, 2015、NNA, January 2, 2015、Reuters, January 2, 2015、SANA, January 2, 2015、UPI, January 2, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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