シリア国内の暴力:イスラーム軍によるウンマ軍掃討をめぐる動き(2015年1月5日)

アジュナード・シャーム・イスラーム連合、ラフマーン軍団、シャーム自由人イスラーム運動の司令部は共同声明を出し、ダマスカス郊外県ドゥーマー市一帯でのイスラーム軍によるウンマ軍掃討に関して、東グータ統一軍事司令部所轄下の「東グータ統一司法評議会のもとでの腐敗者の殲滅はシャリーアと革命における義務である」と支持する一方、ウンマ軍掃討に参加していないと表明した。

これに関して、ギヤース・アービドを名のる地元の活動家は、ARA(1月5日付)に対して、イスラーム軍も所属する東グータ統一軍事司令部参加の武装集団の多くやドゥーマー市一帯の住民の多くが、麻薬密売などに関与していたウンマ軍の解体を望んでいるが、統一軍事司令部の指揮権を無視したかたちでのイスラーム軍の独断行動に疑義を呈している、と述べた。

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ウンマ軍は、フェイスブック上の公式ページを通じて声明を出し、ダマスカス郊外県ドゥーマー市一帯での戦闘で、戦闘員200~300人がイスラーム軍に投降し、捕虜となったと発表した。

AFP, January 5, 2015、AP, January 5, 2015、ARA News, January 5, 2015、Champress, January 5, 2015、al-Hayat, January 6, 2015、Iraqi News, January 5, 2015、Kull-na Shuraka’, January 5, 2015、al-Mada Press, January 5, 2015、Naharnet, January 5, 2015、NNA, January 5, 2015、Reuters, January 5, 2015、SANA, January 5, 2015、UPI, January 5, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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