イスラーム国をめぐる動き:ダイル・ザウルで激しい戦闘(2015年1月6日)

ダイル・ザウル県では、SNN(1月6日付)によると、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区、ハワーイジュ村などで、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が激しく交戦した。

またシリア人権監視団によると、ダーイシュ宗教警察(ヒスバ)の副司令官のエジプト人男性がマヤーディーン市で遺体で発見された。

遺体には拷問の跡が残っており、首が切り落とされていたという。

また同市では、ダーイシュ戦闘員2人が何者かの襲撃を受けた。

一方、SANA(1月6日付)によると、マリーイーヤ村、アイヤーシュ村、ブガイリーヤ村に通じる検問所複数カ所、フジャイフ丘、ティーム油田地帯、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区、ジュバイラ地区、ハウィーカ地区、ラサーファ地区、ウルフィー地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

これに対して、ダーイシュはダイル・ザウル市シャイフ・ヤースィーン地区の史跡タキーヤト・ラーウィー廟を爆破、破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アイン・アラブ市ムハッダサ学校一帯の奪還をめざすダーイシュ(イスラーム国)と西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が交戦した。

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ヒムス県では、SANA(1月6日付)によると、シャーイル・ガス採掘所周辺、タイバ村一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、ARA News(1月7日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とダーイシュ(イスラーム国)がタッル・ハミース市北部、ジャズア村一帯で交戦した。

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ARA News(1月6日付)によると、米国など有志連合はシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点を10回にわかって空爆した。

空爆のうち6回がダイル・ザウル県内の石油関連施設に対して行われたという。

AFP, January 6, 2015、AP, January 6, 2015、ARA News, January 6, 2015、January 7, 2015、Champress, January 6, 2015、al-Hayat, January 7, 2015、Iraqi News, January 6, 2015、Kull-na Shuraka’, January 6, 2015、al-Mada Press, January 6, 2015、Naharnet, January 6, 2015、NNA, January 6, 2015、Reuters, January 6, 2015、SANA, January 6, 2015、SNN, January 6, 2015、UPI, January 6, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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