人権団体発表:寒波により、2011年3月以降初めて戦闘による死者を記録せず(2015年1月8日)

シリア人権監視団は1月8日、シリア全土を覆った寒波と降雪により、2011年3年以降初めて紛争による死者が確認されなかった、と発表した。

アブドゥッラフマーン・ラーミー代表は「寒波は、避難民や市民は新たな苦難を与えているが、砲撃や殺戮からシリア人を守った」と述べた。

しかし、ダーイシュ(イスラーム国)など反体制武装集団による住民処刑、シリア軍の砲撃による重傷者の死亡は続いている。

なおSANA(1月8日付)などによると、7日からシリア全土を覆う寒波により、各地で降雪が続き、スワイダー県(サーリー村)では最大2メートル、クナイトラ県(ハドル村)では70センチ、ダマスカス県では20センチの積雪を記録した。

SANA, January 8, 2015

AFP, January 8, 2015、AP, January 8, 2015、ARA News, January 8, 2015、Champress, January 8, 2015、al-Hayat, January 9, 2015、Iraqi News, January 8, 2015、Kull-na Shuraka’, January 8, 2015、al-Mada Press, January 8, 2015、Naharnet, January 8, 2015、NNA, January 8, 2015、Reuters, January 8, 2015、SANA, January 8, 2015、UPI, January 8, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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