米サイバー・セキュリティ会社のファイアーアイは、2013年末から2014年初めにかけてシリアの反体制勢力の戦闘員、メディア活動家、人道支援活動家を標的としたハッキングが行われたとする報告書(https://www.fireeye.com/content/dam/fireeye-www/global/en/current-threats/pdfs/rpt-behind-the-syria-conflict.pdf)を公開した。
報告書によると、反体制派から盗まれた情報がシリア政府の手にわたったか否かは不明としつつ、2013年末の反体制武装集団によるダルアー県ヒルバト・ガザーラ町一帯への攻撃に関する詳細な情報が漏洩していたという。
ハッカーは、シリアの反体制派のデータのキャッシュを入手、あるいはSkypeの会話を傍受することで、情報を入手していたという。
また、こうした高度な戦術と並行して、ハッカーは「反体制派を支持する女性」になりすまし、インターネット上のチャットやSkypeを通じて、反体制活動家に接近するなど、「ハニートラップ」を仕掛けて、情報の入手を行っていたという。
AFP, February 2, 2015、AP, February 2, 2015、ARA News, February 2, 2015、Champress, February 2, 2015、al-Hayat, February 3, 2015、Iraqi News, February 2, 2015、Kull-na Shuraka’, February 2, 2015、al-Mada Press, February 2, 2015、Naharnet, February 2, 2015、NNA, February 2, 2015、Reuters, February 2, 2015、SANA, February 2, 2015、UPI, February 2, 2015などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
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