ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル航空基地周辺でシリア軍、国防隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦、シリア軍が同地一帯を4回にわたって空爆した。
シリア軍はまた、ブー・ウマル村各所を空爆し、男性1人が死亡した。
これに対して、ダーイシュはダイル・ザウル航空基地入口に集結するシリア軍部隊を砲撃した。
またダーイシュは、ダイル・ザウル市内のジュナイナ通行所を経由して、シリア政府支配地域に避難しようとした住民30人(うち女性7人)を逮捕した。
逮捕時にダーイシュは男性らを殴打したという。
このほか、ダイル・ザウル市郊外のハダージャ地区で地雷が爆発し、子供1人が死亡した。
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ダマスカス郊外県では、『ハヤート』(2月11日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、ビール・カスブ区で、イスラーム軍の司令官を捕捉、「ムジャーヒディーンへの反逆」罪で処刑した。
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アレッポ県では、ARA News(2月10日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、バーブ市郊外のヌウマーン村でタウヒード旅団の司令官4人を拘束した。
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ヒムス県では、SANA(2月10日付)によると、ラッフーム村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ハサカ県では、ARA News(2月11日付)によると、米国など有志連合がシャッダーディー市一帯を空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員複数が死傷した。
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WAM(2月10日付)は、ヨルダンに集結していたUAE軍のF16戦闘機部隊がダーイシュ(イスラーム国)に対して11回にわたって空爆を行い、無事帰還したと伝えた。
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バラク・オバマ米大統領は、ダーイシュ(イスラーム国)の人質として拘束されていた米国人女性ケイラ・ミューラーさんの死亡を確認したとする声明を発表した。
オバマ大統領は声明で「深い悲しみ」を表明し、ダーイシュを「憎むべき、嫌悪すべきテロ組織」と非難したが、死因については明らかにしなかった。
AFP, February 10, 2015、AP, February 10, 2015、ARA News, February 10, 2015、February 11, 2015、Champress, February 10, 2015、al-Hayat, February 11, 2015、Iraqi News, February 10, 2015、Kull-na Shuraka’, February 10, 2015、al-Mada Press, February 10, 2015、Naharnet, February 10, 2015、NNA, February 10, 2015、Reuters, February 10, 2015、SANA, February 10, 2015、UPI, February 10, 2015、WAM, February 10, 2015などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
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