アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市マイサル地区、バニー・ザイド地区、アンサーリー地区を軍が空爆し、少なくとも5人が死亡した。
また同監視団は、アレッポ市スッカリー地区、カラム・タッハーン地区、マルジャ地区に対して、軍は「樽爆弾」を投下したと発表した。
さらにマサーキン・ハナーヌー地区では爆弾が仕掛けられた車が爆発し、2人が死亡した。
アレッポ市郊外では、ナイラブ航空基地周辺で、軍とジハード主義武装集団が交戦、軍が空爆した。
軍はまたジハード主義武装集団が展開するアレッポ中央刑務所周辺に対して砲撃を行う一方、アレッポ市南部のブルジュ・ルンマーン村で、ジハード主義武装集団が軍を襲撃し、兵士14人を殺害したという。
一方、ハラブ・ニュース(2月5日付)は、「自由シリア軍」が占拠するアレッポ市東部一帯での軍との戦闘激化を受け、多くの住民がシリア政府が支配する同市西部へと避難していると伝えた。
シリア赤新月社によると、この1週間でアレッポ市では1,500世帯以上が避難したという。
他方、SANA(2月5日付)によると、アレッポ市のカーディー・アスカル地区、カルム・マイサル地区、マルジャ地区、マサーキン・ハナーヌー地区、ハーディル地区、ジュダイダ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
またハンダラート・キャンプ、ファーフィーン村、マアスラーナ村、クワイリス村、ナスルッラー村、フマイマ村、フライターン市、アウラム・クブラー町、カフル・カルミーン村、アレッポ中央刑務所周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(2月5日付)、SANA(2月5日付)によると、ハサカ市サーリヒーヤ地区の薬局に手榴弾が投げ込まれ、店主が負傷した。
この薬局は医師の診断書を持参しない顧客に薬を販売することを断っていたという。
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ダイル・ザウル県では、シリア革命総合委員会によると、マズアル油田地帯を軍が空爆し、3人を殺害する一方、ダイル・ザウル市郊外の航空基地近くで軍と「自由シリア軍」が交戦した。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムライハ市近郊の防空局周辺、シャブアー農場、リカービーヤ農場、ドゥーマー市、ダーライヤー市、アドラー市ウンマーリーヤ、バイト・サービル町で、軍が「樽爆弾」などで空爆・砲撃を行った。
一方、SANA(2月5日付)によると、アドラー市ウンマーリーヤ地区、アルバイン市、ドゥーマー市、ムライハ市、ダーライヤー市、ハーン・シャイフ・キャンプおよび同市周辺、ザーキヤ町、アーリヤ農場で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。
またハラスター市では、反体制武装集団が市民を狙撃し、2人が負傷した。
さらにジャルマーナー市では、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、複数の市民が負傷した。
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ダマスカス県では、SANA(2月5日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。
またバーブ・トゥーマー地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、建物などが被害を受けた。
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ラタキア県では、SANA(2月5日付)によると、ワーディー村、バイト・アブリク村、ダッラ村、ラウダ村、シャフルーラ村、マルジュ・フーハ村、アイドゥー村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、ユーヌスィーヤ大隊、マーリク大隊の外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ハマー県では、SANA(2月5日付)によると、県北部のアースィー川(オロンテス川)岸、ムーリク市郊外のヒーサ陸橋一帯で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ヒムス県では、SANA(2月5日付)によると、ヒムス市クスール地区、ダール・カビーラ村、ラスタン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
AFP, February 5, 2014、AP, February 5, 2014、Champress, February 5, 2014、Halabnews.com, February 5, 2014、al-Hayat, February 6, 2014、Iraqinews.com, February 5, 2014、Kull-na Shuraka’, February 5, 2014、Naharnet, February 5, 2014、NNA, February 5, 2014、Reuters, February 5, 2014、Rihab News, February 5, 2014、SANA, February 5, 2014、UPI, February 5, 2014などをもとに作成。
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