ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、米国など有志連合が、ダーイシュ(イスラーム国)が占拠するブーカマール市の工業地帯を複数回にわたって空爆した。
また同監視団は、ダーイシュがマヤーディーン市の学校名を、預言者の教友らの名前に変更したと発表した。
一方、SANA(2月15日付)によると、マリーイーヤ村、アイヤーシュ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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アレッポ県では、ARA News(2月15日付)が、ダーイシュ(イスラーム国)が過去5日間で、マンビジュ市で250人の住民を、またバーブ市でも100人を拘束したと報じた。
アイン・アラブ市での西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の勝利を歓迎したことが拘束の理由で、拘束された住民のなかには、女性、子供らも多数含まれているという。
またシリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がアイン・アラブ市郊外のバグディーク村からダーイシュ(イスラーム国)を掃討、同地を制圧した。
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ハサカ県では、ARA News(2月15日付)が、米国など有志連合によるシャッダーディー市近郊の石油配給施設などのジャブサ石油精製施設などへの空爆で、同地域の経済状況に深刻な影響が生じている、と伝えた。
またARA News(2月16日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、ウンム・トゥワイナ村近郊でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、戦闘員17人を殲滅した。
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アル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動は、ハマー県カルアト・マディーク町でダーイシュ(イスラーム国)のスリーパー・セルのメンバーだとして拘束していた複数名を「ダーイシュの活動に直接関与していなかった」として釈放した、と発表した。
イッティハード・プレス(2月16日付)が伝えた。
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ヒムス県では、SANA(2月15日付)によると、ジャズル・ガス採掘所一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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リビアで活動するダーイシュ(イスラーム国)バルカ州を名のるグループは、同国で誘拐したエジプト人(コプト教徒)21人を処刑する映像をツイッターを通じて公開した。
AFP, February 15, 2015、AP, February 15, 2015、ARA News, February 15, 2015、February 16, 2015、Champress, February 15, 2015、al-Hayat, February 16, 2015、Iraqi News, February 15, 2015、al-Ittihad Press, February 16, 2015、Kull-na Shuraka’, February 15, 2015、al-Mada Press, February 15, 2015、Naharnet, February 15, 2015、NNA, February 15, 2015、Reuters, February 15, 2015、SANA, February 15, 2015、UPI, February 15, 2015などをもとに作成。
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