スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表は、アレッポ市を含むシリア北部一帯で活動するアル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線への対応に関する『ハヤート』の質問に対し、「私は多くの人と会ったが、私の母は間違いなく、彼らと私が会うことを誇りには思わないだろう」としつつ、「しかし、我々は、国際社会においてテロリストだとみなされていても、すべての人と会う」と述べた。
デミストゥラ共同特別代表はまた「彼らは、国連憲章第7章に基づく決議により、テロ組織のリストのなかに含まれている。それゆえ、公式に対話することはできない。しかし、彼らがシリア国民の名の下に発せられるメッセージに耳を傾けて欲しいと願っている」と付言した。
一方、アレッポ市での「戦闘中止」イニシアチブに関して、「我々は、両当事者、すなわち政府と反体制派にアレッポ市の砲撃を中止し、人道支援が行えるようにして欲しい…。戦闘中止は停戦とは違う…。死者の80%が重火器による攻撃によるものだ…。我々はアレッポ市で6週間、砲撃合戦を停止し、人道支援を行えるようにして欲しい」と語った。
そのうえで、政治的移行プロセスに関して、デミストゥラ共同特別代表は「ジュネーブ合意があり、これは国際社会のすべての当事者によって受け入れられている…。しかし2012年6月の合意成立段階には、ダーイシュ(イスラーム国)が存在しなかったということを認めねばならない。つまり、このことが考慮されるべきだ」と述べた。
『ハヤート』(3月6日付)が伝えた。
デミストゥラ共同特別代表はまた、BBC(3月5日付)のインタビューでも、同様の趣旨の発言を行った。
AFP, March 5, 2015、AP, March 5, 2015、ARA News, March 5, 2015、BBC, March 6, 2015、Champress, March 5, 2015、al-Hayat, March 6, 2015、Iraqi News, March 5, 2015、Kull-na Shuraka’, March 5, 2015、al-Mada Press, March 5, 2015、Naharnet, March 5, 2015、NNA, March 5, 2015、Reuters, March 5, 2015、SANA, March 5, 2015、UPI, March 5, 2015などをもとに作成。
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