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アサド大統領は21日に暗殺されたサイード・ムハンマド・ラマダーン・ブーティー師に対して異例の声明を発表し、そのなかで同師の死に深い悲しみの念を示し、また犠牲者遺族に哀悼の意を示した。
またブーティー師の姿勢を「イスラームの真の声を表していた…。あなたの言葉は…信仰がイスラームの本質を方言する最善の方法であり、不正や過激なタクフィール思想がその怒りに反する(ことを説いていた)」と賛美した。
そのうえで「あなたの思想に基づき、彼らの不正とタクフィールを根絶し、彼ら(暗殺者)を我々の国から浄化する」と誓った。
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ワーイル・ハルキー内閣首相府は、アサド大統領の指示を受け、ムハンマド・サイード・ラマダーン・ブーティー師の死に哀悼の意を表するため、3月23日を服喪のための休日とすると発表した。
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この決定を受け、ビラード・シャーム・ウラマー連合はダマスカス県旧市街のウマイヤ・モスクで23日午後に、服喪の礼拝を行うと発表、市民に参加を呼びかけた。
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ダマスカス県では、SANA(3月22日付)によると、BASMAのメンバー数十人がダマスカス県人民議会議事堂前で座り込みを行い、ムハンマド・サイード・ラマダーン・ブーティー師らが犠牲となったダマスカス県マズラア地区のイーマーン・モスクでの自爆テロに抗議の意思を示した。
またヤルムーク区でパレスチナ諸派が座り込みを行い、パレスチナ難民キャンプの中立化を求めた。
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一方、『ハヤート』(3月23日付)は、複数の活動家の話として、ダマスカス郊外県東グータ地方各地、ラッカ県ラッカ市など各地、アレッポ県アレッポ市カーディー・アスカリー地区、イドリブ県カフルナブル市、ビンニシュ市、カフルタハーリーム町、ハマー県ラターミナ町、カフルズィーター市、ヒムス市ラスタン市、クサイル市などで「おまえらの化学兵器は自由の波を止められない金曜日」と銘打って、反体制デモが行われ、シリア革命反体制勢力国民連立によるガッサーン・ヒートゥー暫定政府首班選出指示、連立メンバー12人の離反反対、「おまえの番が来た、(共和国ムフティー・アフマド・バドルッディーン・)ハッスーン」などを主唱した、と報じた。
同報道によると、イドリブ県のデモ参加者は武装集団に護られていたという。
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シリアの外務在外居住者省は国連安保理議長と事務総長に宛てて書簡を提出、そのなかでムハンマド・サイード・ラマダーン・ブーティー師らが犠牲となったダマスカス県マズラア地区のイーマーン・モスクでの自爆テロに「アル=カーイダやその同盟者の指紋がついたテロ行為」と非難、国連に対して「このテロ行為を非難し、これらのテロリストと、彼らに兵站・物資の支援をする者たちに明確なメッセージを発する」よう求めた。
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サイード・ナーイフ保健大臣は、ムハンマド・サイード・ラマダーン・ブーティー師らが犠牲となったダマスカス県マズラア地区のイーマーン・モスクでの自爆テロで重傷を負っていた市民7人が死亡、犠牲者の数が49人に達したと発表した。
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赤十字国際委員会は、委員会とシリア赤新月社のスタッフが、反体制勢力が支配するアレッポ県アレッポ市内の街区とマンビジュ市を5日間にわたって訪問し、同地の人道状況を調査したと発表した。
『ハヤート』(3月23日付)によると、委員会の使節団長は「反体制勢力が制圧する地域を含むすべての地域において人道支援を必要とする人々にどうアクセスするかを示す…よい前例となった」と述べた。
ダマスカス郊外県では、『ハヤート』(3月23日付)によると、軍がダーライヤー市に増援部隊を派遣し、市内への砲撃を激化した。
一方、SANA(3月22日付)によると、シャイフーニーヤ村郊外、アーリヤ市、ミスラーバー市郊外、ハラスター市、ウタイバ村、アドラー市および郊外、ダーライヤー市、ザバダーニー市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、フダー青年大隊、ドゥーマー自由人大隊のメンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
またジャルマーナー市で、反体制武装集団が撃った迫撃砲が着弾し、市民1人が死亡、6人が負傷した。
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ダマスカス県では、『ハヤート』(3月23日付)によると、マサーキン・バルザ地区で爆弾が仕掛けられた車が爆発した。
一方、SANA(3月22日付)によると、ジャウバル区、カーブーン区などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム旅団、ドゥーマー殉教者旅団のメンバーなど複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダルアー県では、複数の反体制筋によると、フラーク市、ラジャート市などが軍の砲撃を受け、ヒルバト・ガザーラ町で軍と反体制武装集団が交戦した。
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ダイル・ザウル県では、『ハヤート』(3月23日付)によると、ダイル・ザウル市各所に軍が砲撃を加えた。
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ラッカ県では、『ハヤート』(3月23日付)によると、シャーム自由人大隊を含む武装集団が、第17師団「化学大隊」拠点、タブカ航空基地、第93旅団本部を制圧した。
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アレッポ県では、SANA(3月22日付)によると、ワディーヒー村、ハーン・アサル村、ハイヤーン町などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
またアレッポ市では、旧市街、シャイフ・サイード地区などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ヒムス県では、SANA(3月22日付)によると、ズィラーア村(クサイル市郊外)などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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イドリブ県では、SANA(3月22日付)によると、サラーキブ市、サルミーン市、ビンニシュ市、マアッラトミスリーン市、ハーン・スブル村、イブリーン村、ナイラブ村、ハーッジ・バクリー市郊外、ハーッジ・ハンムード市、ジャミーリーヤ市、ズアイニーヤ市、アブーズフール市、ダブシーヤ市、タッル・サラムー市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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クナイトラ県では、SANA(3月22日付)によると、ジュバーター・ハシャブ村、バイト・ジン村、タルナジャ村を襲撃しようとした反体制武装集団に、軍が応戦、撃退した。
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ラタキア県では、SANA(3月22日付)によると、バイト・ハビービーヤ村、クーム・ハトブ村に潜入しようとした反体制武装集団を軍が撃退した。
クッルナー・シュラカー(3月22日付)は、シリア・アラブ・テレビなどが放映したムハンマド・サイード・ラマダーン・ブーティー師暗殺事件の犠牲者の映像について、遺体のほとんどが、損傷しておらず、頭を銃で撃たれていたと報じた。
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ガッサーン・ヒートゥー・シリア革命反体制勢力国民連立暫定政府首班は、トルコのアフメト・ダウトオール外務大臣と会談し、レジェップ・タイイップ・エルドアン政権による支援に謝意を示した。
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シリア・ムスリム同胞団は声明を出し、ムハンマド・サイード・ラマダーン・ブーティー師らが犠牲となった自爆テロに関して、「その責任は犯罪者アサド政権、シャッビーハ、ムハーバラート、そして彼らを利用する悪の勢力にある」と非難した。
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シリアイスラーム解放戦線が、ムハンマド・サイード・ラマダーン・ブーティー師を暗殺したとする犯行声明を発表した。
民主統一党のサーリフ・ムスリム共同党首は、シリア・クルド民主党(アル・パールティ)のアブドゥルハキーム・バッシャール書記長による批判に反論する声明を出し、イラクなど外国で活動するバッシャール書記長らに「(西クルディスタンにおける)我々の問題(自治)に介入する資格はない」と非難した。
またバッシャール書記長の批判が「クルド人民とその前衛なかに衝突の機運」を高め、「クルド最高委員会の指導のもと西クルディスタンのクルド人民の意思のもとに発足した諸機関への信頼を奪う」ものだと糾弾した。
そのうえで、バッシャール書記長ら在外のクルド民族主義指導者に対して「理性と尊厳」を回復するよう諭した。
レバノンのサラフィー主義指導者のダーイー・イスラーム・シャッハールは『ジュムフーリーヤ』(3月22日付)に対して、「もしシリア革命を支援したいと私が考えれば、数千人をレバノンや外国から送り、シリアで戦わせるためのファトワーを発することもできた」と述べ、シリアからレバノン当局に引き渡されたハッサーン・スルールの証言を否定した。
国連安保理は、プレス向け声明を発表し、ムハンマド・サイード・ラマダーン・ブーティー師ら49人が犠牲となったダマスカス県での自爆テロに関して、「動機にかかわらず、犯罪的で正当化し得ない」行為だとして「もっとも強い調子」で非難した。
また2年間に及ぶ紛争で70,000人以上が犠牲となったことに触れ、「民間人に対するあらゆる暴力行為を非難する」と付言した。
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潘基文国連事務総長も、ムハンマド・サイード・ラマダーン・ブーティーら49人が犠牲となったダマスカス県での自爆テロに関して、「もっとも強い調子」で非難した。
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『ハヤート』(3月22日付)は、イスラエルの複数の諜報筋の話として、イスラエル訪問中のバラク・オバマ米大統領が、ベンヤミン・ネタニヤフ首相と、シリアへの不干渉と、シリア危機に対して共同歩調をとることで合意したと報じた。
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バラク・オバマ米大統領は、イスラエルに次ぐ訪問地であるヨルダンで、アブドゥッラー国王と会談した。
会談後の記者会見で、オバマ米大統領は、「シリアが過激主義の潜伏先になることを非常に懸念している。なぜなら過激派は混乱を利用し、権力の真空が生じた失敗国家において繁栄するからだ」と述べた。
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ロシア外務省のアレクサンドル・ルカシェヴィッチ報道官は声明を出し、ムハンマド・サイード・ラマダーン・ブーティー師暗殺に関して「最近の卑劣なテロ犯罪を激しく非難し、すべてのイスラーム教徒の哀悼の意を表す」と表明した。
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イラン外務省は声明を出し、ムハンマド・サイード・ラマダーン・ブーティー師暗殺に関して、「人間性を欠き、宗教に敵対する犯罪」と厳しくしたうえで、「米国とシオニスト政体、そして地域におけるその手先の陰謀」と断じた。
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国連人権理事会は、シリアでの人権侵害を調査するための国連人権理事会調査委員会の1年の任期延長の採決が行われ、承認された。
採決ではヴェネズエラが反対したほか、5カ国が棄権、シリアは採決を拒否した。
AFP, March 22, 2013、Akhbar al-Sharq, March 22, 2013、al-Hayat, March 22, 2013, March 23, 2013、al-Juhmuriya, March 22, 2013、Kull-na Shuraka’, March 22, 2013, March 23, 2013, March
24, 2013、al-Kurdiya News, March 22, 2013、Naharnet, March 22, 2013、Reuters,
March 22, 2013、SANA, March 22, 2013などをもとに作成。
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ナハールネット(11月21日付…
イドリブ県では、テレグラムの「…