アサド大統領がベルギー議会・政党代表団と会談(2015年3月25日)

アサド大統領はシリアを訪問したベルギーの議員・政党代表団(ベルギー連邦議会のフィリプ・ドウィンター議員が団長)と会談し、シリア情勢について意見を交わした。

SANA(3月25日付)によると、アサド大統領は会談で、一部の欧州諸国が、イスラーム教のイメージを歪めるテロを支援する国々と同盟するという過ちを犯していると指摘、テロ組織、そしてそれを支援する者は真のイスラームを代表していないと強調した。

これに対して、ベルギーの代表団メンバーらは、シリアが過激主義やテロと戦う「第一防衛戦」をなし、現地でテロと戦う唯一の勢力だと考えていると評価、この防衛戦が失われれば、テロが欧州諸国に波及するとしたうえで、シリアを支持しなければならないということを西側の首脳に説得する必要があると応えたという。

SANA, March 25, 2015

AFP, March 25, 2015、AP, March 25, 2015、ARA News, March 25, 2015、Champress, March 25, 2015、al-Hayat, March 26, 2015、Iraqi News, March 25, 2015、Kull-na Shuraka’, March 25, 2015、al-Mada Press, March 25, 2015、Naharnet, March 25, 2015、NNA, March 25, 2015、Reuters, March 25, 2015、SANA, March 25, 2015、UPI, March 25, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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