反体制活動家はアル=カーイダ系武装集団によるイドリブ市制圧を非難(2015年3月29日)

フェイスブックの「ダマスカスの革命家」(https://www.facebook.com/Thaerfromdamas)ページは、シリア軍と人民諸委員会の撤退後も、シリア軍兵士複数が、ラタキア市に抜ける経路を通じて住民数百人を避難させるため、イドリブ市西部一帯の複数カ所を維持しようとした」ことを明らかにする一方、「イドリブ市制圧は、黒い旗を掲げる者たちの勝利であり、反体制革命家らが得るものは何もない」と指摘した。

またシリア革命反体制勢力国民連立を脱会した活動家のサミール・スアイファーン氏も「ヌスラ戦線は、自由、尊厳、愛国的で民主的で公正な政権への移行を求める国民の革命の目的と無関係だ」と述べ、イドリブ市制圧に疑義を呈した。

民主的変革諸勢力国民調整委員会のムンズィル・ハッダーム氏もまたフェイスブックで「民主主義や文民国家を夢見て、イドリブ市がヌスラ戦線とその同盟者たちの手に落ちたことに…歓声を上げる者たちの政治的盲目を遺憾に思う」と綴った。

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一方、シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、アル=カーイダ系武装集団のシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍によるイドリブ市制圧を「シリアの全国土解放に向けた重要な勝利」と絶賛しつつ、「民間人を防衛する革命部隊を信頼しており…国際社会の誓約や文書を尊重する」ことを求めていると述べ、一定の留保をつけた。

AFP, March 29, 2015、AP, March 29, 2015、ARA News, March 29, 2015、Champress, March 29, 2015、al-Hayat, March 30, 2015、Iraqi News, March 29, 2015、Kull-na Shuraka’, March 29, 2015、al-Mada Press, March 29, 2015、Naharnet, March 29, 2015、NNA, March 29, 2015、Reuters, March 29, 2015、SANA, March 29, 2015、UPI, March 29, 2015などをもとに作成。

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