シリア革命反体制勢力国民連立法務委員会のハイサム・マーリフ委員長(在カイロ)は、3月28~29日にエジプトのシャルム・シャイフで開催されたアラブ連盟首脳会議の成果に関する自身の記者会見がエジプトの治安当局によって中止させられたと発表した。
マーリフ委員長によると、2日に予定されていた記者会見では、首脳会議にシリア革命反体制勢力国民連立が招待されなかったことに対する抗議の意思が示される予定だった。
記者会見の中止を受け、マーリフ委員長は、アラブ連盟のナビール・アラビー事務総長と会談し、シリア革命反体制勢力国民連立の参加が見送られたこと、さらにはシリア情勢の進捗について意見を交わしたという。
マーリフ委員長はまた、エジプト外務省に、連立の使節団を首脳会議に招聘するよう求める書簡を送ったが、何の返答もなかったと暴露した。
そのうえで「こうした状況はアサド体制に利するだけだ」と苦境を訴えた。
AFP, April 2, 2015、AP, April 2, 2015、ARA News, April 2, 2015、Champress, April 2, 2015、al-Hayat, April 3, 2015、Iraqi News, April 2, 2015、Kull-na Shuraka’, April 2, 2015、al-Mada Press, April 2, 2015、Naharnet, April 2, 2015、NNA, April 2, 2015、Reuters, April 2, 2015、SANA, April 2, 2015、UPI, April 2, 2015などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
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