反体制系日刊紙『タマッドゥン』(4月23日付)は、イドリブ県のバーブ・ハワー国境通行所管理局が、シリア北部の「解放区」での反体制系の新聞77紙の流通を禁止する措置を講じたと報じた。
ARA New(4月23日付)は、ディヤーブ・スィッリーヤ編集長の話として、この措置が、ダイル・ザウル県から避難するキリスト教徒について報じた『タマッドゥン』紙の記事が、イスラーム教のイメージをゆがめ、啓典の民の処遇に関するイスラーム法の教えに反する内容だったための制裁措置だと伝えた。
同様の措置は先週、反体制日刊紙『イナブ・バラディー』が、サウジアラビア人説教師でジハード布教者センター代表のアブドゥッラー・ムハイスィニー氏(シャームの民のヌスラ戦線)を批判する記事を掲載した際にもとられたという。
なおARA Newsは、バーブ・ハワー国境通行所に関して、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などの支配下にあると報じている。
AFP, April 23, 2015、AP, April 23, 2015、ARA News, April 23, 2015、Champress, April 23, 2015、al-Hayat, April 24, 2015、Iraqi News, April 23, 2015、Kull-na Shuraka’, April 23, 2015、al-Mada Press, April 23, 2015、Naharnet, April 23, 2015、NNA, April 23, 2015、Reuters, April 23, 2015、SANA, April 23, 2015、UPI, April 23, 2015などをもとに作成。
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