『ハヤート』(4月28日付)は、信頼できる複数のアラブ消息筋の話として、サウジアラビア政府が5月にシリアの反体制派の会合を主催する準備をしていると伝えた。
同報道によると、会合は5月3日の開催を予定しており、シリア革命反体制勢力国民連立、民主的変革諸勢力国民調整委員会、そして「現地の反体制活動家」ら25人が招聘されるという。
またこの会合に先立って、パリで民主的変革諸勢力国民調整委員会の代表が、米英仏の高官らとシリア情勢への対応を協議するための会合を開く予定だという。
なおサウジアラビアでの会合に関して、シリア革命反体制勢力国民連立のハーリド・ハウジャ代表は『ハヤート』に対して「サウジアラビアは連立に対する最大の支援国だ。シリア問題に関してサウジアラビアが設けている「上限」は連立の「上限」でもある」としたうえで、「連立の政治的「上限」はきわめて明確だ。それは、政治的プロセスにおいて連立が、バッシャール・アサド、そして彼の治安体制に何らの役割も欲していないというものだ」と述べた。
また「シリア問題、シリア国民、反体制派、そして連立を支援する湾岸諸国の強力な姿勢、さらにはサウジアラビアとトルコの接近は、革命を新たに加速するものだ。こうした動きによって、我々は新たな枢軸が作られようとしているとの信頼感を得ている」と付言した。
AFP, April 27, 2015、AP, April 27, 2015、ARA News, April 27, 2015、Champress, April 27, 2015、al-Hayat, April 28, 2015、Iraqi News, April 27, 2015、Kull-na Shuraka’, April 27, 2015、al-Mada Press, April 27, 2015、Naharnet, April 27, 2015、NNA, April 27, 2015、Reuters, April 27, 2015、SANA, April 27, 2015、UPI, April 27, 2015などをもとに作成。
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