ロシア外務省は「現地時間の5月19日午後15時25分、ダマスカス県内のロシア大使館本舎が迫撃砲弾複数発の攻撃を受けた。迫撃砲弾は、違法な武装集団が占拠するジャウバル区から発射されたと思われる」と発表した。
ロシア外務省によると「そのうちの1発は、我々の外交代表部の正門から15メートルの場所で爆発、別の1発は外壁に命中し、大使館のオフィスに着弾した。幸い、大使館職員に負傷者はなかった」という。
ロシア外務省はそのうえで、「この事件はロシア大使館に対するテロ行為に相当すると考える。我々はこうした行為の実行犯、彼らの組織、そして彼らにこれを命じた者たちを厳しく非難し、国際社会に行動を求める」と強調した。
これを受け、国連安保理は対応を協議、参加国はロシア大使館に対する反体制武装集団の砲撃を相次いで批判した。
5月の安保理議長を務めるリトアニアの国連大使は「外交領事施設保護のため、あらゆる適切な措置を講じる」よう主唱した。
またサマンサ・パワー米国連大使もまた、ロシア大使館への攻撃を非難し、シリアにおける紛争の政治的解決を改めて呼びかけた。
AFP, May 20, 2015、AP, May 20, 2015、ARA News, May 20, 2015、Champress, May 20, 2015、al-Hayat, May 21, 2015、Iraqi News, May 20, 2015、Kull-na Shuraka’, May 20, 2015、al-Mada Press, May 20, 2015、Naharnet, May 20, 2015、NNA, May 20, 2015、Reuters, May 20, 2015、SANA, May 20, 2015、UPI, May 20, 2015などをもとに作成。
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