ダーイシュ(イスラーム国)のシリアにおける「第1ワーリー」のアブー・ルクマーンとは?(2015年6月7日)

クッルナー・シュラカー(6月7日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)のシリアにおける「第1ワーリー」のアブー・ルクマーン(本名アリー・ムーサー・シャウワーフ氏)の経歴を独占取材し、公開した。

それによるとアブー・ルクマーンことシャウワーフ氏は、1973年にラッカ県のサフル村生まれ。

ウジャイル部族の子息で、アレッポ大学法学部を卒業、政治犯としてたびたび逮捕・投獄され、2011年にサイドナーヤー刑務所から出所後、シリア国内で活動を活発化させたという。

シャウワーフ氏は2012年初めから活動を活発化させたシャームの民のヌスラ戦線に参加、ラッカ県における同戦線の「ナンバー2」として活動し、2013年にアブー・バクル・バグダーディー氏がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)を結成(イラク・イスラーム国から改称)すると、ヌスラ戦線を離反し、その「第1ワーリー」に任命された。

彼とともにヌスラ戦線を離反し、ダーイシュの幹部となった者多くはラッカ県出身だという。

Kull-na Shuraka’, June 7, 2015

 

AFP, June 7, 2015、AP, June 7, 2015、ARA News, June 7, 2015、Champress, June 7, 2015、al-Hayat, June 8, 2015、Iraqi News, June 7, 2015、Kull-na Shuraka’, June 7, 2015、al-Mada Press, June 7, 2015、Naharnet, June 7, 2015、NNA, June 7, 2015、Reuters, June 7, 2015、SANA, June 7, 2015、UPI, June 7, 2015などをもとに作成。

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