シリア人権監視団発表「2014年10月以降のシリア軍による2万1,173回の爆撃で、民間人3,602人と戦闘員1,816人が死亡(2015年6月20日)

シリア人権監視団は、2014年10月20日から2015年6月20日までの8ヶ月間に、シリア軍が2万1,173回の空爆を実施し、民間人3,602人と戦闘員1,816人が犠牲になったと発表した。

同監視団によると、空爆は、ダマスカス県、ダマスカス郊外県、ハマー県、ダルアー県、ラタキア県、アレッポ県、ハサカ県、クナイトラ県、スワイダー県、ダイル・ザウル県、イドリブ県、ヒムス県で行われ、2万1,173回のうちの1万1,324回が「樽爆弾」によるもので、9,849回が戦闘爆撃機による空爆だったという。

ダーイシュ(イスラーム国)の本拠地であるラッカ県が空爆対象地域に含まれていないが、シリア人権監視団が同地への空爆を排除した理由は不明。

また犠牲となった3,602人のうち、18歳以下の子供は831人、女性は582人で、負傷者は2万3,000人にのぼるという。

死亡した戦闘員1,816人は、ジハード主義武装集団、シャームの民のヌスラ戦線、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーで、このほかに数百人が負傷したという。


AFP, June 20, 2015、AP, June 20, 2015、ARA News, June 20, 2015、Champress, June 20, 2015、al-Hayat, June 21, 2015、Iraqi News, June 20, 2015、Kull-na Shuraka’, June 20, 2015、al-Mada Press, June 20, 2015、Naharnet, June 20, 2015、NNA, June 20, 2015、Reuters, June 20, 2015、SANA, June 20, 2015、UPI, June 20, 2015などをもとに作成。

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