『ヒュッリイェト』(6月27日付)などは、トルコ軍の複数の消息筋の話として、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、ダーイシュ(イスラーム国)の主要拠点の一つでトルコ国境に位置するタッル・アブヤド市(ラッカ県)を制圧したことを受けて、18日にアンカラで開かれたトルコの安全保障会議で、アフメト・ダウトオール首相が、シリアのクルド人勢力の勢力拡大を阻止するためジャラーブルス市(アレッポ県)一帯、マーリア市一帯へのトルコ軍の介入を主張、これに対してネジュデト・オゼル参謀長が拒否していたことを明らかにした。
『ハヤート』(6月28日付)が伝えた。
**
トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、シリア北部での西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊と有志連合の連携に関して「いかなる代償を払おうと、クルド国家の樹立を認めることはない。こうした話をとくに西側諸国に向けて行いたい」と述べた。
AFP, June 27, 2015、AP, June 27, 2015、ARA News, June 27, 2015、Champress, June 27, 2015、al-Hayat, June 28, 2015、Iraqi News, June 27, 2015、Kull-na Shuraka’, June 27, 2015、al-Mada Press, June 27, 2015、Naharnet, June 27, 2015、NNA, June 27, 2015、Reuters, June 27, 2015、SANA, June 27, 2015、UPI, June 27, 2015などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
ロシア当事者和解調整センターの…
ダイル・ザウル県では、シリア人…
ヒムス県では、シリア人権監視団…