ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ハサカ市ヌシューワ地区周辺でシリア軍、国防隊がダーイシュ(イスラーム国)の追撃を続け交戦、シリア軍が同地一帯および市南部一帯を空爆・砲撃した。
ARA News(7月3日付)によると、シリア軍は西ヌシューワ地区などのダーイシュ拠点に対して集中的に空爆を加えた。
また西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊もハサカ市南西部郊外で、ダーイシュと交戦した。
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ハマー県では、SANA(7月3日付)によると、ラダーク村、ラハーヤー村、フナイフィース村、アイドゥーン村、イッズッディーン村で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ヒムス県では、SANA(7月3日付)によると、ムシャイリファ村、ヒブラ村、シャーイル・ガス採掘所一帯、ウンク・ハワー村、マクサル・ヒサーン村などで、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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アレッポ県では、ARA News(7月3日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のユーフラテスの火山合同作戦司令室は、アイン・アラブ市南部のダーリー・ハサン村、タッル・ウスードゥー・ラアス・アイン村からダーイシュ(イスラーム国)を掃討し、同地一帯を制圧した。
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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が撃った迫撃砲弾複数発がハクフ村に着弾した。
また、ブサイナ丘一帯で、シリア軍がジハード主義武装集団と交戦した。
一方、SANA(7月3日付)によると、ブサイナ丘で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
また、シャカー村東部の道路で走行中の車を狙って「テロリスト」が仕掛け爆弾を爆破するなどして攻撃し、乗っていた2人が死亡、多数が負傷した。
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米国防総省のジェフ・デイヴィス報道官は、6月16日に有志連合がハサカ県ハッダーディー市に対して行った空爆で、ダーイシュ(イスラーム国)の兵站部門の幹部ターリク・ブン・ターヒル・アウニー・ハラズィー氏が死亡したことを確認した、と発表した。
AFP(7月3日付)が伝えた。
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米中央軍(CENTCOM)は、7月3日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して23回の空爆を行ったと発表した。
このうちシリア領内での空爆は14回におよび、ハサカ市近郊(6回)、アレッポ市近郊(4回)、アイン・アラブ市近郊(3回)、タッル・アブヤド市近郊(1回)のダーイシュに対して攻撃が行われたという。
AFP, July 3, 2015、AP, July 3, 2015、ARA News, July 3, 2015、Champress, July 3, 2015、al-Hayat, July 4, 2015、Iraqi News, July 3, 2015、Kull-na Shuraka’, July 3, 2015、al-Mada Press, July 3, 2015、Naharnet, July 3, 2015、NNA, July 3, 2015、Reuters, July 3, 2015、SANA, July 3, 2015、UPI, July 3, 2015などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
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