『ハヤート』(7月10日付)は、ダマスカス県旧市街(ハミーディーヤ地区、ウマイヤ・モスク前)で世界エルサレムの日のデモ行進と記念集会が行われた、と報じた。
記念集会には、シリア在住のパレスチナ人数百人が参加した。
SANA(7月10日付)によると、デモ行進は、ハミディーヤ市場入り口から出発し、ウマイヤ・モスク前まで行われた。
参加者は「エルサレム解放は世界統一にかかっている」、「シオニスト政体は根絶されるべき癌巣だ」、「世界エルサレムの日にすべての努力を結集しよう。エルサレムとパレスチナのために銃を」、「テヘランからダマスカス、パレスチナとレバノンの抵抗へと通じる抵抗枢軸に敬礼」といったシュプレヒコールを叫び、シリア国旗、パレスチナの旗(バアス党旗)、ヒズブッラーの旗、パレスチナ諸派の旗を掲げて行進を行った。
行進には、バアス党ダマスカス支部のワーイル・イマーム書記長、PFLP-GCのアフマド・ジブリール書記長、パレスチナ・イラン有効協会のアブドゥルカリーム・シャルキー代表らが参加した。
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ダマスカス県では、シリアのパレスチナ人のための行動グループ(https://www.facebook.com/ActGroup.PalSyria)などによると、ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線が占拠するヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ一帯をシリア軍が砲撃、PFLP-GC民兵とともにダーイシュと交戦した。
この戦闘で、ダーイシュ戦闘員ら9人、PFLP-GC民兵6人が死亡した。
一方、クッルナー・シュラカー(7月10日付)は、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ内でコレラ感染患者3人が9日に発見された、と伝えた。
AFP, July 10, 2015、AP, July 10, 2015、ARA News, July 10, 2015、Champress, July 10, 2015、al-Hayat, July 11, 2015、Iraqi News, July 10, 2015、Kull-na Shuraka’, July 10, 2015、July 11, 2015、al-Mada Press, July 10, 2015、Naharnet, July 10, 2015、NNA, July 10, 2015、Reuters, July 10, 2015、SANA, July 10, 2015、UPI, July 10, 2015などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
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