トルコのハタイ県のシリア国境に位置するレイハンル市で、自由シリア軍最高軍事評議会(参謀委員会)は声明を出し、革命司令評議会と支援のもとに会合を開き、最高軍事評議会を再編したと発表した。
アブドゥルカリーム・アフマド参謀長(最高軍事評議会議長)は、再編された最高軍事評議会に関して「シリアの5つの戦線を代表する軍人・文民30人からなり、各戦線に6人ずつ割り当てられている」と述べた。
また「30人評議会」と呼ばれるこの評議会は、シリア国内で戦う主要な武装集団と面談し、代表者を選出することで合意した、という。
「30人評議会」はアフマド准将を議長(参謀長)とするほか、ハイサム・ウファイスィー大佐が副議長を務めるという。
最高軍事評議会の再編は、2015年6月にシリア革命反体制勢力国民連立によって採択された基本方針だが、「30人評議会」発足会合には、シリア革命反体制勢力国民連立および同暫定政府の代表は参加しなかった。
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自由シリア軍南部戦線はこれに関して声明を出し、「30人評議会」が同戦線を何ら代表しておらず、出席者と無関係だと発表した。
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シリア革命反体制勢力国民連立はこれに関して声明で、「シリア国民が自由を得るための基本的なステップとして最高軍事評議会を発足するべく、現地で活動する武装組織と持続的に対話、調整を行っている…。対話実施を正式に任ぜれているのは、参謀長のアフマド・バッズィー准将である」と発表し、「30人評議会」を事実上黙殺した。
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またシャーム自由人イスラーム運動のアフマド・イーサー・シャイフ副司令官も、ツイッターを通じて、「30人評議会は、40人盗賊評議会と名付けた方が良かったのではないか。こいつらがどういう革命を代表しているのか。おそらく、商売人の革命だ!」などと酷評した。
『ハヤート』(7月21日付)が伝えた。
AFP, July 20, 2015、AP, July 20, 2015、ARA News, July 20, 2015、Champress, July 20, 2015、al-Durar al-Shamiya, July 20, 2015、al-Hayat, July 21, 2015、Iraqi News, July 20, 2015、Kull-na Shuraka’, July 20, 2015、al-Mada Press, July 20, 2015、Naharnet, July 20, 2015、NNA, July 20, 2015、Reuters, July 20, 2015、SANA, July 20, 2015、UPI, July 20, 2015などをもとに作成。
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