ダマスカス県のアサド文化芸術会館で24日に開幕していた「タクフィール主義テロに対抗するための世界情報大会」が、タクフィール主義テロ活動との包括的な対決に向けた「ダマスカス宣言」を採択し、閉幕した。
ウムラーン・ズウビー情報大臣が会場で読み上げた「ダマスカス宣言」の骨子は以下の通り。
1. タクフィール主義テロ組織は、国際社会における矛盾や政治的対立に乗じるかたちでその力を増長させる。
2. タクフィール主義テロ組織を、テロ組織として認定し、国際社会における共通の敵とみなすための行動。
3. タクフィール主義テロ組織に対抗するため、すべての国が政治、安全保障、軍事面で協力協調するための行動の開始。
4. テロと戦う諸国、諸政府、とりわけイラク、シリア、リビア、エジプト、イエメン、アフガニスタン、チュニジア、アルジェリアへの支援と、これらの国における危機を政治的に解決するための支援。
5. タクフィール主義テロを犯罪として摘発、処罰するための国際法的なシステムの構築。
6. シリア・メディアの支援。
7. 「タクフィール主義テロに対抗するための世界情報大会」での採択事項をフォローアップするための委員会をダマスカスに設置。
SANA(7月25日付)が伝えた。
AFP, July 25, 2015、AP, July 25, 2015、ARA News, July 25, 2015、Champress, July 25, 2015、al-Hayat, July 26, 2015、Iraqi News, July 25, 2015、Kull-na Shuraka’, July 25, 2015、al-Mada Press, July 25, 2015、Naharnet, July 25, 2015、NNA, July 25, 2015、Reuters, July 25, 2015、SANA, July 25, 2015、UPI, July 25, 2015などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
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