シリア国内で活動する反体制組織の民主的変革諸勢力国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーム代表は、イラク北部およびシリア北部に対するトルコの空爆に関して親政府系日刊紙『ワタン』(7月29日付)に対して、西クルディスタン移行期民政局とともに、シリア北部に緩衝地帯を設置しようとするトルコ政府のいかなる試みも拒否すると述べた。
アブドゥルアズィーム代表は「我々は、民主的自治勢力(西クルディスタン移行期民政局のこと)における我らが同胞や同盟者、人民防衛隊と連帯し、ダーイシュ(イスラーム国)によるものであれ、トルコ軍によるものであれ、彼らへの攻撃を非難する」としたうえで、「トルコ軍の空爆をダーイシュ、そして蛮行を続けるその姉妹組織に向けることを支持する」と訴えた。
また「委員会は、シリア領内に緩衝地帯を設置しようとするトルコの試みに与せず、クルド人に対するものであれ、北部地域の住民に対するものであれ、あらゆる攻撃を非難し、外国の軍事介入を実質的にもたらす飛行禁止空域の設置も拒否する」と強調した。
そのうえで「シリアを殺戮、破壊、国内外への避難から救済すべく、今年中にジュネーブ3大会を開催する必要がある」と述べた。
AFP, July 29, 2015、AP, July 29, 2015、ARA News, July 29, 2015、Champress, July 29, 2015、al-Hayat, July 30, 2015、Iraqi News, July 29, 2015、Kull-na Shuraka’, July 29, 2015、al-Mada Press, July 29, 2015、Naharnet, July 29, 2015、NNA, July 29, 2015、Reuters, July 29, 2015、SANA, July 29, 2015、UPI, July 29, 2015、al-Watan , July 29, 2015などをもとに作成。
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