ハマー県では、シリア人権監視団によると、シャーム自由人イスラーム運動、シャームの民のヌスラ戦線などからなるファトフ軍が、ガーブ平原に位置するマシーク村でシリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、アジア系・アラブ系民兵と交戦し、同地を制圧した。
戦闘はズィヤーラ村北部にも波及し、シリア軍が同地を激しく空爆した。
一方、SANA(8月7日付)によると、アンカーウィー村、フワイズ村、ザクーム村、ザジュラム丘、ハミーマート村をシリア軍が空爆し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
このほか、クッルナー・シュラカー(8月8日付)によると、ハマー市シャリーア地区でガスボンベに仕掛けられた爆弾が爆発し、シリア軍10人が死亡した。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアリーハー市、ナビー・アイユーブ丘頂一帯、ジューズィフ村、マウザラ村、スフーフン村、アルナバ村、カルクール村などを空爆し、子供2人を含む13人が死亡した。
また、複数の活動家によると、ファトフ軍がシリア軍との戦闘の末にカルクール村を制圧した。
一方、SANA(8月7日付)によると、ダーナー市、カルター村、精糖工場、サフン丘一帯などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、アジュナード・シャーム・イスラーム連合、イスラーム殉教者旅団が「ダーライヤー炎上の戦い」と称して、ダーライヤー市一帯での攻撃を強めた。
これに対して、シリア軍はダーライヤー市一帯を「樽爆弾」で空爆、ジハード主義武装集団と交戦した。
戦闘はまた、ザブディーン村・ダイル・アサーフィール市間などでも行われた。
このほか、サバダーニー市では、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、パレスチナ解放軍が、ジハード主義武装集団、地元の武装集団との戦闘を続けた。
一方、SANA(8月7日付)によると、シリア軍がレバノンのレジスタンス(ヒズブッラー戦闘員)とともに、ザバダーニー市でシャームの民のヌスラ戦線などとの戦闘を続けた。
戦闘は市内西部のバラダー交差点一帯、ジスル地区で激しく行われた。
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ラタキア県では、SANA(8月7日付)によると、アブー・リーシャ村北東部、カッバーニー村をシリア軍が空爆し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員数十人を殲滅し、拠点・装備を破壊した。
シリア軍はまた、ラビーア町、ダルーシャーン村、カビール村、ワーディー・ファルラク、リーハーニーヤ村のダーイシュ拠点を攻撃し、戦闘員50人以上を殲滅した。
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アレッポ県では、SANA(8月7日付)によると、クワイリス航空基地北西部、ダーラト・イッザ市、アターリブ市、アレッポ市フィルドゥース地区、バーブ・ハディード地区、ライラムーン地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダルアー県では、SANA(8月7日付)によると、ダルアー市アッバースィーイーン・パン製造所一帯、電力会社一帯、東ガーリヤ村、ハーッラ市、ヤードゥーダ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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クナイトラ県では、SANA(8月7日付)によると、ハミーディーヤ村、西サムダーニーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ヒムス県では、SANA(8月7日付)によると、ハダス村、バスィーラ村、フワーリーン村をシリア軍が空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
シリア軍はまた、アイン・フサイン村で反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
一方、クッルナー・シュラカー(8月8日付)によると、ヒムス市ワアル地区で、地元住民が金曜礼拝後にデモを行い、シャームの自由人イスラーム運動に対して、活動家(ハサン・ワッシャーフ氏ら)の釈放を要求した。
AFP, August 7, 2015、AP, August 7, 2015、ARA News, August 7, 2015、Champress, August 7, 2015、al-Hayat, August 8, 2015、Iraqi News, August 7, 2015、Kull-na Shuraka’, August 7, 2015、August 8, 2015、al-Mada Press, August 7, 2015、Naharnet, August 7, 2015、NNA, August 7, 2015、Reuters, August 7, 2015、SANA, August 7, 2015、UPI, August 7, 2015などをもとに作成。
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