ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(8月9日付)によると、タッル・アブヤド市で、地元出身のダーイシュ(イスラーム国)メンバー(アンサール)が2週間ほど前に、市内のチェックポイント(第11チェックポイント)近くで、外国人幹部(ムハーリジーン)と激しい口論の末に撃ち合いとなり、地元出身のメンバー3人が死亡した。
事件は、地元出身のメンバーが外国人幹部への不満を募らせ、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊にタッル・アブヤド市を明け渡そうとしているとの嫌疑が高まるなかで発生、ラッカ州の統治者(ワーリー)のアブー・ルクマーン(アリー・ムーサー・シャウワーフ氏)と北部地区司令官(アミール)のアブー・アフマド(ファイサル・バッルー氏)は事態に対処するために、地元出身のメンバー47人を逮捕、投獄するよう指示し、47人は1週間にわたり拷問を加えたという。
逮捕された47人のなかには、タフリー・アブー・アフマド・シャマーリー氏(タッル・アブヤド市イスラーム法廷第1判事)、ハリール・アフマド・アッカール・ナイーミー氏らタッル・アブヤド市出身のダーイシュの重要なメンバーも含まれており、彼らは逮捕直後、ダーイシュ・メンバーを解任されたという。
AFP, August 9, 2015、AP, August 9, 2015、ARA News, August 9, 2015、Champress, August 9, 2015、al-Hayat, August 10, 2015、Iraqi News, August 9, 2015、Kull-na Shuraka’, August 9, 2015、al-Mada Press, August 9, 2015、Naharnet, August 9, 2015、NNA, August 9, 2015、Reuters, August 9, 2015、SANA, August 9, 2015、UPI, August 9, 2015などをもとに作成。
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